/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

北海道大学リーグ3日目

男女1部はここから4連戦!めんたまかっぽじって待て!(かもしれねい)

男子1部@北星学園大(10:00)

北星学園大学3-0北翔大学

25-20 25-19 25-21
カーネーションの抜けどころを誤って…着いたら15分くらい経過してたので下記は第2セットのスターター。つまり第1セットは北星サーブから。Hokusまでいっしょなのでメモ泣かせ。
Hokusho)6山田 2廣船 5坂口 9クック 3川口 8工藤 L4両角
Hokusei)4高山 6山本裕 9江幡 12内田 7富塚 13高 L11上山
両チームとも前の試合からスターターを変更して臨んでいた。北翔は前の日に交代リベロとして出場していた廣船がサイドで出場、北星はリベロを交代し、リベロであった山本もセッター次のローテーションに代わった。
急にががががが…っと動くことが多い試合だったような気がする。北翔は目の覚めるようなブロックが、キルブロックに限らず頻繁に見られ、そこから乗って行ければと思うのだが、そのあとのフォローとか繋ぎなどで崩れていくことがあって…。面白くて勿体ないチームは個人的に非常にツボではあるのだが、そろそろ…。
北星は後半いろいろな選手を起用し、それぞれの選手が、それぞれ見せ場をつくっていた。リーグ後半にどう繋げていくか。

札幌大学3-0北海道教育大学岩見沢

25-21 25-17 25-22
S)9小野寺 5菊地 10坂田 3出崎 6石井 8松田 L13岩渕
I)6増子 9伊藤 5原田 2神園 4浅井 8逢坂 L7山崎
札大は#4山川が出ていない(ベンチには入っているが下半身は着込んでいるし出られる気配ではない。おそらく何らかの負傷と思われる)。そうなるとチームのスタイルとかコンセプトとかがじわっと変わるのだが、変わった後の札大はよりユニフォームが似ているチームっぽく見えることがある。試合前のウォームアップ時に、2人いたセッターのひとりが明治の新司令塔*1と印象被るとつぶやいたのだが、スタートから出てきたのはそのセッターではない1年生で、こちらはもう3度のメシよりツーアタックが大好きという風情であった。なんでもする山川不在というの手伝ったのかもしれないが、とにかくツーアタックしか憶えていない(ぇ)。顔立ちがなんとなく合成の内山(ex武大)に似ている。
岩教は元気があって切れ味が良くて印象深いチームではあるのだが、きょうはそこまで見せ場を作れなかった感。

東海大学札幌校舎3-1北海学園大学

20-25 25-22 25-19 25-23
H)14土持 13鈴木 1曽我部 4斉藤 5曽泉 6坂本 L3高木
T)5長瀬 7笠原 12森本 9一刀 3河西 22奥田 L6徳本
東海札幌の最初のトスがライトの一刀に上がったのが渋いなぁと思いつつ見始めた試合だったのだが、それをブレイクした北海学園がまたキレていた。第1セット、ミドルの鈴木にボールを集め、必死に繋ぎ、そこから果敢にミドルから攻めてくる…そういう波動を起こした。いきなり4-1と飛び出して、試合を先導していく。しばしば東海札幌が押し戻し、中盤まで何度か競り合いつつ推移したのだが、20-20から北海学園が連続得点で一気に1セット先取。これまでセットを落としていなかった東海札幌にとっては初の失セットとなった。
これはこの試合に限らず思っていたことなのだが、ラリーの中で相手がバタバタした状態から返ってきたボールが、なぜか返ってきたサイドでもバタバタして、結局最初にバタバタしたほうが点を取る現象があるなぁ、と、ここ数日思っている。何らかの名前をつけたいところだが、別につけなくてもよいかと。引き続きラリーが続くのだが、ひょんなところから何かが崩れて、というところから、第2セットは東海札幌がリードを広げていた。一刀両断モード発動してた感もする。
そして第3セット、立ち上がりから東海札幌がリードを広げる。激しい試合の中で北海学園のナニカの糸が切れかかっていた時間帯、その(主に)守備の要であるキャプテン曽我部をいちど#10和田と交代し(この交代はこれまでも見られた)、第3セットいっぱいその布陣で臨んだ。東海札幌も磐石とはいいきれなかったのかもしれないが、両ミドルにもブロックが出始めるなどして、試合を引っ張り出してきた。
第3セットの展開を見るに、そのまま東海札幌が…ということもあり得る、と、第4セットの始まりに少々危惧した。しかし、キャプテンを戻した北海学園が息を吹き返し、試合は第1セットを思い起こすような緊迫感に包まれた。息詰まる接戦の中から徐々に北海学園がリードを広げた。19-16から東海札幌はセッターを長瀬から1年生の#15山本に、笠原を#1関根に、という2枚替えをおこない、そこで(なぜそこまで何も動きがなかったのかはわからないが。そもそも、この日の東海札幌自体、交代が少なめだった感)一気に勝負を賭けた感があった。
北海学園は一時21-17までリードを広げたが、そこからミスが重なるなどして東海札幌の6連続得点となり、東海札幌が一気に形勢をひっくり返した。東海札幌23-21から北海学園は斉藤が決めきって同点に追いつくが、そこから土持のサーブがミスとなり、マッチポイント。最後はラリーの末、交代した関根が鋭いコースを衝いて試合を決めた。
両チームの気持ちのこもった熱戦だった。確かに、はっきりと伝わってきた。試合が終わった瞬間は、見ているこちら側までアタマが真っ白になった。おそらくリーグの覇権を争う終盤で再戦となるだろう。その時に、どんな試合になるのか。
こちらで試合を見るようになって、ここまで痺れる試合は初めてだった。なんの慰めにもならないかもしれないが、それだけはハッキリと書けるので、そう書き残しておく。

3試合終了時点での勝敗早見表(1部男子リーグ)

順位 大学名 勝敗 セット率 得点率 04 05
1 東海大学札幌校舎 3-0 9.000 1.378 岩教 札大
2 札幌大学 3-0 9.000 1.264 北翔 東海
3 北海学園大学 1-2 0.833 0.984 北星 北翔
4 北星学園大学 1-2 0.500 0.854 北海 岩教
5 北海道教育大学岩見沢 1-2 0.429 0.970 東海 北星
6 北翔大学 0-3 0.111 0.686 札大 北海

※上位4チームは順位決定リーグ(1〜4位)へ。下位2チームは2部1位北海道大学、2部2位北海道教育大学旭川校とともに1部残留を賭け順位決定リーグへ。

*1:変わってないのに新司令塔