/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

閉じてゆく

数年前から薄々感じてはいたのだが、ここのところ急激に強まっていく「閉じたところに仕掛けてくるバレーの中の人」という図式に、なんというか溜息を禁じ得ない。
ここのところいろいろ見聞きする話が、ことごとく「バレーに興味を持っていない人に興味を持ってもらう」働きかけではなく、「既に好きで見ている人」が対象とされていて、そこから更に持って行こう…という動きばかりに見えるのだ。そりゃまぁ、今どき、何か新しいことに興味を持ってもらう、ということは難しいことであるのだろうが、「何かをやって難しいといっている」ように見えないのがまたもどかしいのである。

ついったーでも指摘されたのだが、これ、ひょっとして、「全日本トリガーじゃないと火がつかない」と解釈されてるのかなぁ。OQTになれば少しは風向きが変わる?そうなのかなぁ。
2008年のOQTで男女ともオリンピックの出場権を獲ったが、その後バレーボールを観る人や、やる人って、どのくらい増えたか?勝って転がる監督を憶えているひとが何人かいても、その監督が率いる代表チームがオリンピックで何勝したかをどのくらいのひとが憶えているか。チームに吼える人がいると記憶にあっても、その吼える人が(たとえば、今)何色のユニフォームを着て、どのチームでプレイしているかを、その中のどのくらいが知っているか。
興味を持ったり好きになったりするのは導きによるものだけではないとしても、そもそもその機会が無いんじゃどうしようもないだろうと。

手をこまねいている当局と、互いに牽制ばかりする愛好者と、視界に何も入ってこないその他のひと。その図式のまま煮詰まってきたんだなぁと。

まぁCSでやっている時点で明らかに「ある場所までたどり着いたひと向け」ではあるのだろうが、先日半分くらい見たバボChannelも、勿体なかったなぁ。全日本視点で代表選手のもろもろをチェック、という姿勢なのだろうが、代表以外の選手の名前を出してはいけない決まりでもあったのだろうかというくらい不自然だったなぁ。「誰を見てきて」「はーい、見てきます」がおしごとなのかと思ってしまうくらい、視界がアレなんだよなぁ。

ちぃせぇのだよ。
なにか、突き破れるための何かって、あるのかな。もう、それすら、考えちゃいけないのかな。まさかねぇ。