/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

暑中我慢大会ではなく東日本インカレ3日目

本日と明日は青山学院大学記念館1会場。きょうは蒸し暑い1日で、冷房の無いこの会場は、観戦している立場でもかなり厳しい状況であった。試合も、どこか途中で一方のチームが体力気力ともに限界に達して一方的に押し切られる、というパターンに陥るものが多かったように思えた。

※試合の詳細は、ワールドカップのオランダ日本戦が終わったらゆるりと追記する予定。徐々に追記中。→2010EastInColle|東日本インカレ | Flickr

男子準々決勝

東海大学3-1慶應義塾大学

25-12 19-25 25-20 25-19
T)35鶴田 12塩田 15小澤 2深津貴 22阿部 25深津英 L20大矢
K)17金親(2S-:11渋谷) 28岡田 1小池 23村上 26間宮 22山本 L21川村
実は試合開始ぎりぎりに到着したのだが、到着してあぢーって言ってスタメンメモってたら第1セットが終わってしまっていた、といっても過言ではなかった。第2セットからは慶應がMBを交代し、以降、徐々に試合の流れをつかめるようになっていったが、東海が一枚上手であった。
筑波、慶應…東海が次に戦うチームはどうだろう。第4試合の勝者、ということではあるのだが…どうだろう。

国際武道大学3-1明治大学

26-28 35-33 25-17 25-17
B)27奥中(1S途中-:17水田) 1吉田 3橋本 26南(1S途中-:14高志保) 11佐藤 35王 L23古賀
M)13塩田 28大塚 16澤田 3関 2田辺 7佐々木 L6渡邊
2年くらい前はしばしば大接戦にもつれ込んでいたカードだが、最近は明治がちょっと優勢にある対戦。明治はキャプテン芳賀を欠き、田辺が当社比2倍くらいのキャプテンマークをつけていた。一方の武大は、今年も特に抜けているメンバーはいないもよう。
はじめの2セットは、明治がリードしては武大が追いついて、また明治が中盤にリードして…という、なんだか似たような展開。
第1セットの明治15-12のところで武大が勝負に出たのか、セッターとその対角を一気に交代させた(しかも交代枠6のうち4できっちりピンチサーバーを2人出した。最初に交代したふたりは片道だったわけだ)。これがどう功を奏したのかはよくわからないのだが、気がついたら1点を争う展開になり、デュースにもつれ込んで暫く競り合った。最後は関のサービスエースで明治が1セット先制。
武大としては、次の第2セットを取れたのが大きかったのではないだろうか。このセットも明治がリードしていた時間帯が長く、武大は20点に至る前に2回のタイムアウトを使い切った。23点で同点に追いつき、以降第1セットを超える勢いでのデュースの攻防。33-33から明治はミスが2つ続いてしまった。
以降、武大のブロックが非常に印象に残った。第4セットは、このブロックラッシュなどで11-1と大きくリードを広げ、終盤明治が点差を若干詰めたが届かなかった。

中央大学3-0早稲田大学

25-23 25-19 25-18
C)12高橋駿 10白岩 4長山 3辰巳 14渡邉 11岡村 L2高橋賢
W)15梅澤 9倉坂 13小関 11村上 17吉村 8市川 L18本間
いきなり早稲田梅澤のサービスエースで始まったこの試合。第1セットは競り合う展開。中盤、若干中央がリードしたが、早稲田が仕掛けた2枚替え(村上→14伊藤、梅澤→19七里)が嵌り、七里が高い打点から連続で決め、また中央にミスも出て19-19。この早稲田の2枚替えは毎セット見られたが、第1セットは元に戻さずそのままであった。以後、中央が岡村の連続ブロックなどで一気に4点抜け出したが、すかさず早稲田が3点返す。このセットは少々出入りが激しかったが、辰巳の豪快なアタックでセットポイントを掴んだ中央が、最後は渡邉が決めてセットを先取する。
第2セットは早稲田が小関のブロックなどで序盤6-2とリードする。中央にミスが多い立ち上がり。しかし、10点過ぎで逆転し、以後は徐々にリードが広がった。渡邉のいいディグが随所で見られた。
第3セットは序盤から中央がリードを広げ12-5。17-9で早稲田が2回目のタイムアウトを取った後、村上が決めて1点返したところで2枚替え発動。ここから4点連取し4点差まで詰めたが、終盤はミスも出てしまった。

日本体育大学3-1順天堂大学

26-24 22-25 25-22 25-13
N)20豊田 6安野 11小林 22山本 21黒木 10梅野 L12山下
J)19阿部 21久保 20竹浪 7伊藤(4S途中-:9浅野) 27伏見 30佐野 L10小川
あまりにもあぢかったので、第3試合終了後、少々長めの休憩を入れた。この試合、第1セットの中盤から見た。
今大会初めて見た日体は4年生の大半が抜けており、登録メンバー唯一の4年生である安野がキャプテンである。
一方、昨日墨田で専修と死闘を演じた順大。その消耗具合が気にかかったが、第1セットは競り合う展開。しかし、24-22と先にセットポイントを握った順大に対し、日体が一気に逆転してセットを取った。伏見を1枚で止めた黒木のブロックが効いた。なんだかこのマッチアップ、高校の東西対抗で見た記憶があるのだが、ぞくぞくする。
両チームにブロックが出まくる展開。緊張感のある試合が続いたのだが、第4セットで順大の消耗具合がピークを迎えてしまった。昨日の試合で右足を痛めた(らしく、テーピングぐるぐるの)#8高橋が、セット中盤から出場してきてはチームを鼓舞していたが、伊藤がセット途中で交代、更に伏見の前に立ちはだかる日体…最後は完全に日体のペースになった。
昨年あたりからずっと思うところではあるのだが、1セットの中でも局面局面で細かくパズルのように組み立てていく順大のバレー、ピースが揃わない時にいろいろたいへんなことになっちゃうなぁ…と。秋にどんなパズルを出題してくださるか楽しみに待ちたい。
そして、日体が東海にどんな試合をするか、ちょっと楽しみになった。