好きなのに、厭になっちゃうよ

…と言って、かつて、一度バレーボールを見ることから離れたことがあった。バレーボール自体がつまらなくなったわけではなかった。他に面白いものができたから、というのもあったのだが、それが面白いと思った理由は、バレーボールで厭になった理由とそう遠くないところにあった。

バレーボール「で」厭になった、と書いた。さっきも書いたが、バレーボール「が」厭になったわけではない。たいてい、そういった理由は、競技そのものではないところから出てくるものなのだ。

暫くしてバレーボールをまた見るようになって（現在に至っているわけだが）、「厭になったから離れる」というのはもう繰り返したくないと思うようになった。いっぱい危ない要素はあるのだが、好きなものをたのしく見たい、その一念で、今のところなんとか折り合いがつけられている感じである。

今、相撲のことではない相撲の話題に触れることが、これがまた厭なのだ。どうしたもんだか。これは、大阪場所が始まるまで、いや、始まっても、続くのだろうと思うと、うんざりしそうである。こんなときは、せめて相撲が見られればいいのだが、しばらく無いのだ…と、今になってコレを読んで心を暖めているのである。