/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

教えて君、参上。

なんだか心の準備が整わないままに大学リーグ開幕を迎え、その結果に翻弄されているうちに、「FIVBワールドリーグ2010プレーオフマッチ」が終わっていた。
日本は、来年のワールドリーグに出場できない。例年、国際大会シーズン始まりを告げるワールドリーグでは、日本のいくつかの都市で世界の強豪チームと対戦する場面を目の当たりに出来たが、来年はそれが叶わない。
前に短い記事を書いたが、どうもこの件に関してはいろいろな疑問点がアタマの上を渦巻いている。
自分が全日本の近況を全然追い切れていないのを良いことに(良くないが)、教えて君の如く、疑問ばかりを列挙してみる。

そもそも、全日本の「目標」は何処に?

これだけ国際試合がいろいろある状態で、一体何処に比重を置いていくのか。これは自国のみならず、世界の中での位置取りとしても。
すべての照準は「オリンピック」に在り、ほかのいろいろな大会は、4年に1回のそれを目指していく中での通過点、という位置づけは、昔も今も変わらないのだろうか。

変わらないのだ、ということであれば、毎年開催されているワールドリーグでも、例えば五輪当年(去年とか)と翌年(今年とか)では戦い方が変わるのだろう。じゃあどう変わるのか、ということは、恐らく中の人にはイメージがあるのだろうが。

プレーオフマッチ」が認識された時期とそこに向かう体制

ワールドリーグにおいて、「プレーオフマッチ」がおこなわれることに決まったのはいつなのだろうか。Wikipediaに記事があがっていたが(→wikipedia:2010年バレーボール・ワールドリーグ予選プレーオフマッチは今年からの運用である。確か、7月ごろ(拙ブログはユニバ一色でしたが)ワールドリーグでの日本の成績を受けて、この件がネット界隈で徐々に取りざたされるようになった記憶があるのだが、JVAのサイトに取り上げられたのはかなりギリギリだった。
個人的には、ネット上でいちばん早い情報は、2chのこの書き込みだった記憶がある(【WL開催中】全日本男子 78【2勝6敗】)。

785 名無し@チャチャチャ [age] 2009/07/18(土) 17:58:18 id:XvK8Oh4S Be:
2010年のワールドリーグからアジア枠が2に減少

現在日本中国韓国が3勝で並んでるが最終戦の結果
得点率が1番悪いと大陸間プレーオフで来年のワールドリーグ出場権を
欧州、南米、北中米、アフリカの奴らと争うんだと

対戦相手的にも日本が1番不利でないかい!?

その後、FIVBのサイトにそれらしき記事が載ったのを知ったのが、世界選手権予選@小牧直前の8月下旬*1(参考:国際大会もろもろ続報 - Stay Foolish)。しかし、世界選手権予選の段階で

そもそもプレーオフが導入された詳しい経緯も伝わってきませんし
世界選手権アジア予選の会場では、協会関係者も報道陣も
プレーオフの正式な日程はいつ出るのか」と
情報収集に奔走していました

痛すぎる敗戦 | バレーボール日和 | スポーツナビ+

という状況だったということである。去年のワイルドカード級の「割り込み」ということでつか。それにしても…ひとりの名無しさんがソレを指摘してから1ヶ月以上。何がどうあったのだろうか…というのは素朴な疑問である。
世界選手権の出場権を取った段階では

待望の世界選手権の出場権を獲得した全日本男子チーム「龍神NIPPON」は、9月7日(月)に再び東京の味の素ナショナルトレーニングセンターで第5次合宿に入り、9月26日(土)から10月5日(月)までフィリピンのマニラで開催される第15回アジア男子選手権に備えます。

http://www.jva.or.jp/topics/topics200908006.html

なんておっしゃってたので、この時点で「プレーオフ何処〜?」だったわけだ。

かなり急だし、時期的にメンバーを集めきれない時期だし(越川はあたらしいチームであたらしいシーズンを迎える大事な時期だし、学生はリーグ中だし←とはいえ、去年同じようなことになってたら恐ろしいけれど、ことしはそこまででもないのだろうなぁ…)、ということで、「アジア選手権に臨むはずのメンバー」だったのだろうか。
ということで「越川が現場に駆けつけて応援した」というエントリーを読んでもなんだか複雑な心境ではあったり。

ワールドリーグの出場権に関しては「がつがつと取りに行かなかった」なのか「取りに行こうにも行ききれなかった」のか、せめてどちらかでも見えれば、そこに何が横たわっているのかは感じ取れるのかなと思う。

「ワールドリーグの出場権を取れなかったこと」の今後への影響

コメントでもいただいていたが、「良い影響」と「悪い影響」はあるのだと思う。そのどちらが勝つのかは考える人の考え方次第にも思える。

来年、全日本はどんなスケジュールでチームをつくっていくのか

ワールドリーグに代わる何らかの国際試合招致or海外遠征、というプランが検討されているのか。それとも国内でがしがし鍛えるのか。まさかぶっつけ世界選手権というわけにはいかないのだろうから、何かあたらしいオプションがあるのか…あれば楽しみなような、怖いような。

こういった素朴な疑問を解決しうる記事やメディアはあるか。何処に尋ねればすっきりするのか。

…既にどこかにあるのかもしれないが、見つけ切れていない。此処に書くだけじゃ、まかり間違って誰かが読んじゃうくらいしかなさそうで。しかしJVAのサイトに問い合わせフォームは無いし。
紙やWeb媒体の続報を待つしかないか…何処まで切り込まれるのだろうか…現時点では前述の市川さんのエントリーあたりから、いろいろと考えを巡らせていくしかないかもなー。

…と言っているそばから、アジア選手権のメンバーが発表になっていない。またですか〜(参考:遅い…。 - 勝手気ままにバレーボールを語る場所

*1:第1ラウンドが始まっていたわけですな