/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

答えが見えなくなっています

http://blog.livedoor.jp/hira309/archives/50949877.html
は実は何度となく読み返していて、そのたびにうーんと考え込んでしまって先に進まなかったのですわな。

以前
実は「輸血」苦手なのは男子のVだったりする件 - /ja あやつる YmrDhalmel とか
「大学バレー」の矜持 - /ja あやつる YmrDhalmel とか、ほか無数のエントリー内で書いたものの繰り返しになるだが、現状の大学バレーは決して選手の履歴書の箔のためだけではない、ということはもう一度強調してみたい。
そして、そこからVリーグを俯瞰すると、今は「ある程度育った人のいくところ」に見えてしまう。「まずは3年基礎をしっかりつくって…」というタイプの選手*1が立つ位置というのがあまり現在のVには見えてこない感がする(例外かもしれないのが合成のセッター。島野、浜崎…ちょと楽しみだこれは、だが)。
実はしっかりバレーの指揮指導を業としているひとは学校や女子チームへ行ってしまっているのかなという感はしている。元記事についているコメントにある内容についてはほぼ同感。JTのようにプロの監督を招聘してやっているところもあるがこれはまだまだ少数派。というのが現在の男子の現状っぽい。

おそらく選手としてのピーク時期、競技特性、その他を見ると、男子と女子はある程度別の土俵として考えた方が良いのかなとは思うのだが、それを差し引いても「即戦力ではない新人選手はいきなりプレミアに入れない」という、この記事へのコメントとしてついていた一節は非常に興味深かった。
要するに、選手が適材適所へ、それぞれが向いた場所へ、しかも流動性を持たせた形で、というのが理想なのだがの…ということに終始してしまうのだが。

それを実現するための切り札が、「プロ化」にあるのかどうか…最近、個人的には、その部分が怪しく感じるようになってしまっている。それはよくあるような協会批判とか隣のJやbjが青く見えるというようなスタンスではなく、である。
TUVTUVの向く方向を後押しできればという気持ちは変わらないのだが、それをどちらの方向に向けるのがよいか、ということについては、2年を経てちょっと身が固まってしまっている。

*1:プロ野球のドラフトでも、だいたいこの手の選手が2〜3人指名されてはいっているわな