/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

いろいろな側面があるのだろうけど

My life in volleyball community: バレー教室を読んで、東日本インカレの時に背中で聞いた某女子チーム監督*1の話を思い出した。曰く…

  • 今の選手*2は自分で考えない。
  • 何かにたいして指摘*3すると「ハイ!」というが、返事をするだけでそれが深くしみこんでいるわけではない。だからまた同じことを繰り返す。

バレー雑誌を読んでいたり、フジテレビでやっていた実況を見ていたりすると、カリスマ監督に半泣きでついていく選手たち、という構図がひどくアタマの中に残る。前にも書いたような気がするのだが、それは当方が見ていて苦手なシーン。監督が「がにゃらがにゃらがにゃ…」と怒鳴って、選手が「ハイッ」といい返事をする、(それからそれを見守る大応援団最近はブラス付き)というのが、アタマの中をぐるぐる回ってしまうのである。それだけじゃないのだが、個人的に高校バレーにそう入れ込めていないのはそこ、かも。
今でもそういう側面はどこかに残っていて、大学が「自分で考えて自主的に動く選手」にしていく場所になっているのかなぁなどとぼんやり考えることは前からあった。前述の監督もそこに悩みを持っているのかもしれないし、最初に紹介した元記事の方もそこを力一杯指摘したいのだろうかなと(あと、コメントの人も)。
実は、珍しく春高バレーを見ていて「一味違うなぁ」と印象に残ったのが、中村高校の時の堀江陽子だった。まさか後に机を並べることになるとは思わなかったのだがそれはさておき。作戦タイムはこのひとが仕切っていた。長い目で見ると、このひとを活かせなかったのはその時の日本にとっては勿体なかった気がするが、早稲田にとっては僥倖だったのかなとかぼんやりと思う。いろいろなところでちゃんと自分の考えを現せる人なので、こういうところに選ばれてもちゃんとシゴトが出来るんじゃないのかなとかちょっと楽しみではある。

*1:思いっきり男子畑のひとで、その現役時代をほんのり憶えている…まで書いたら某もへちまもなさそうではあるが

*2:「最近の若い者は」と「今携わっている女子の選手は」とのダブルミーニングかも

*3:注意、指導、かも。忘れた