/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

普及と強化とその入口と

この土日、東海大学札幌校舎のTOKAI ARENA(この4月に完成したばかりのぴかぴかの体育館である)において、東レアローズバレーボール教室がおこなわれた。土曜日は小学生、日曜日は中高生を対象としたプログラム。わたしは土曜日のみ赴いた。

指導にあたったのは東レアローズ男子の渡辺俊介新主将(メイン進行役。江別市出身)、鈴木悠二、相澤寿*1各選手。花巻で東日本インカレを戦って帰札したばかりの東海大学札幌校舎バレー部からは、遠征に参加しなかったメンバーを中心にサポートに入っていた模様。

札幌に来て、バレーボール教室の現場に居合わせたのはこれが2回目である。前回は、きたえーるにパナソニックの2選手がやってきて、小学生を指導する、という構図であった。そのときも思ったのだが、教室の申し込みがチーム単位で、プレイヤー対象である以上、その場は、既にバレーボールに出会って、熱意のある指導者について、多かれ少なかれバレーボールに触れたひとのための場所なのだということなのだなぁ、ということを、今回もしみじみと思ったのである。

実は、バレーボールに出会ったひとが、そのスキルアップの機会を得る以上に難しいことは、誰かがバレーボールに出会うこと、それ自体なのかもしれない。あらためてその念をつよくした。
「バレーボールをやりたいと思うきっかけ」がどこにあるかということと、そう思った人が、一体どこにその場を見つけるかということ。それらは別な命題ではあるのだが、それぞれにとても難しい。難しいからこそ、バレーボールに関わる人が真剣に取り組まなければならないことなのだろう(じゃあどうすればいいの、という問いは、常に持ちつつ)。

バレーボールって、どうしても、これまで「見る人」と「プレイする人」を分類しがちで、わたしなどはすっかり前者専門だと思い込んでいた(し、今もそっちだけど)。まさか、バレーボールシューズを買うことになるとは思いもよらなかったここ1年の流れ、であった。どう考えても「強化」には繋がらない層(ジブンノコトヨ)にとっても、徐々に入口は開かれてきちゃっていて、それは何かのヒントにな…りはしないんだろうけどな…とそこまで無理矢理繋げて思った、この週末であった。→参考:オーバーパス - /ja あやつる YmrDhalmel

*1:北海道協会サイトで告知されていた米山選手から交代