/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「何もない秋」だけど

先日此処にも記事を書いたとおり、決定が難航していた(らしい)関東大学リーグの日程が発表された。
開幕2週前になったので、このブログにも吉例カウントダウン公を設置したわけなのだが、どうやらことしの秋季リーグ、いつもの秋季と様子が違うのである。へん。

2010年度秋季リーグ戦男女1−2部間の入替戦中止について(PDF)
この件、恐らく、春に出た「関東大学リーグ戦改革」が素直に運用された、という状況なのだ。
これにより、今秋は1-2部の入替戦は無く、2部の上位2チームが自動昇格となることにより、来春は関東1部男女が「12チーム」で運営されるということになったという。12チームといえば、往年の倍ですな。

以前書いたのだが、どうも、大学と、その大学生を召集する可能性のあるJVA管轄の選抜チームとの距離感が掴めないのである。関東学連側は「選抜チームには全力で協力するぜよ」というスタンスであることを前面に出したわけだが…。

首記の件、秋季リーグ戦開催期間に、男子世界ジュニア(事前合宿:9月13日〜9月29日、本戦:9月29日〜10月9日)、女子アジア選手権大会(事前合宿:8月26日〜9月16日、本戦:9月17日〜9月26日)が開催され、男子1部の選手(9 名)、女子日本代表候補選手(最大3名)が出場いたします。

先般の文書にはそう書かれているが、今回はこのジュニアメンバーばかりではなく、全日本で奮闘している東海大の八子主将についても、おそらくリーグ戦には出られないとみられている。八子は8月初旬の東西インカレ終了後に全日本に合流し、さきのワールドリーグ2011予選からメンバーに加わっているが、1試合リリーフサーバーで出場した以降はベンチアウト状態である。9月25日からイタリアで開催される、ことしの全日本男子が迎える「本番」である世界選手権についても、現時点で代表候補20名に名を連ねており、直前合宿→遠征、と、全日本選手として本番を迎える準備をし、いずれは本番に向かうことになると思われる*1

国際試合の日取りは国内試合の事情とは無関係に設定されている*2、ということは、頭では最大限理解している。前回のアジアジュニア選手権は、それこそ2年前の今頃行なわれていたわけで、帰国直後に秋季リーグを迎えた選手(の所属するチーム)はそこはかとなくたいへんな状態ではあったようだが、それでもリーグに間に合って其処に出てこられたことについて、今思うと、その日程には感謝したいところではあったのだ。

…というか、ジュニアの件はちょっと措く。このカテゴリの選手はほぼ1年生なので、万全であれば、あと3回秋リーグを迎えることが出来る。しかし、どうにも困ったことに、4年生、しかも主将が秋リーグ全休、という状況について、わたしの中に免疫がない。プログラムには、秋リーグに臨む主将の抱負が載るんだろうに、その主将が居ないんだぜ。という状況に。

対戦相手からすると、「居ないから勝てた」という状況も「居なくても勝てない」という状況も、双方想定される*3わけではあるが、それも、後年振り返れば、消化出来ない何かになるのかもしれないなぁ、とか。

わかっている。何をどう繕って書いても、このあたりの思考は大学に軸足を置く者のエゴであることはわかっている。否、主語を大きくしてほかの同一クラスタの方に迷惑をかけるわけにはいかないし、突き詰めるとわたしのエゴであろう…と書こうと思ったが、それだと「頭痛が痛い」みたいだからなぁ、と。
ついつい、行った先での活躍具合が気にかかってしまうのも、同じ理由によるものである。それぞれの選手にとって、それぞれの選択があり、より高いところでその力が発揮されることが出来れば良い、というのは、それはそうなのだが、そこをぐちゃぐちゃと頭を巡らせてしまうのも、それもまぁ…「頭痛が痛い」の一環なのだろう。

しかし、そういういちファンの「想い」はさておき、秋リーグは粛々と開催される。その結果に「入替戦」も「全日本インカレのシード権」もリンクさせない、という状況下に於いても、おそらく、各大学の意気込み、戦術、コンディショニング、いろいろな要素が相まって、いくつかの結実が見られるのだろうし、それを楽しみにしながら気合いを込めて見る、自分のような者もいるのだろう。

そして、こんな葛藤めいたものは…今年に限らず、今後も続くのだろう。大学というカテゴリを見ていく以上、徐々に慣れていかなければならんところなのだろうかな…それは。

…つーか、そろそろ出ないかジュニアのメンバー。断片的に情報が流れてこないわけではないが、そろそろ…

*1:どこかの段階で外れたとしても、その時はリーグの半分以上の日程が消化されていることになる

*2:特に、今シーズンは、それ故にいろいろ選手派遣のやりくりが難しいと聞く。ほぼ千葉選抜が日の丸を背負ったユースオリンピックの例を引くまでもなく

*3:現況を考えると…後者優勢、だなぁ