/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

世代別選手権大会と早生まれのキャプテン

自分自身が追えていないのを棚に上げてはみるが、現在進行中のアジアユース選手権大会についても、現地での試合の状況がなかなか報じられない状態にはあるようで。ばれもばと諸隈氏のブログが頼りだぜ、みたいな。
5/17(JVAのサイトに金曜とあるが月曜だがな)に予選リーグが終了し、日本はチャイニーズタイペイ、タイ、カザフスタンには勝ったがインドに敗れ、3勝1敗(B組2位)でクォーターファイナルラウンドに進んだ、ということである(やっとおいついたー)。クォーターファイナルラウンドでは中国と対戦する。勝てばセミファイナルラウンド、敗れれば5-8位決定戦に回るという大事な試合である。

さて。このユースチームについて、以前から記事を多々書かれている「楽しく考える男子バレー」さんで、興味深い記事を拝見した。第8回アジアユース男子予選リーグ|楽しく考える男子バレー
今回のアジアユースへの出場資格は「1992年1月1日〜1993年12月31日の期間に生まれた選手であること」とある。今回に限らず、年齢制限の区切りが「1月1日」であることは多いが、実はこの「1月1日〜」というのが曲者である。周知の通り、日本の学校における学年の境目は「4月1日」と「4月2日」の間にある。つまり「1月1日〜4月1日」に生まれた選手は、ひとつ学年が上ではあるが、大会に出場できる、という状況になる。
学年における上下が「やっぱり」存在しうる業界の空気を考えると、このゾーンにいる選手は、ある意味オーバー(オーバーはしてないが)エイジ枠的な位置づけでもあるが、逆に学年が下の選手達を引っ張っていく役割も暗に要求されてしまうという複雑な立場になる。そして、実は、何よりも、「じゃあ誰がそこに該当するのか」について、見る側は直前までわかりにくいという問題(?)がある。今回のメンバーでは東亜大学の2人がそのゾーンに該当するが、じゃあ、例えば、関東には誰かいたの?と云う問いかけをしたところで、即答できるひとは少ないわけだ。

この手の大会では、けっこうこの「早生まれゾーン」が効いてくることが多いという印象がある。確認できる範囲で、過去の状況をまとめてみる。

大会 資格年*1 早生まれ選手(☆は主将)
2010アジアユース 1992 ☆吉岡、久保山
2009世界ユース 1991 なし
2008アジアジュニア 1989 ☆辰巳
2008アジアユース 1991 なし
2006アジアジュニア 1987 ☆松崎、重村、岡本
2005アジアユース 1987 ☆岡本、松崎

つづきはあとで。

*1:指定年1月1日生まれ〜が出場資格あり