/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

全日本インカレ慕情

今週のはじめに大会が開幕し、きのうまでにベスト4が出揃った由。

考えてみると、ここ数年、この大会を現地で観戦出来ずにいる。おそろしい勢いで大会開幕から最終日までいた(何故そんなに休みが取れたのか、未だによくわからない)2013年が現地観戦のラストである。そこから4年。1年生が入学してさいごの年を迎えるまでと同じだけの時間が経ってしまっていた。
全日本インカレの大会開催形式については、数々の試行錯誤があり、今回からは男女とも全国64チームによるトーナメント戦となった。トーナメント戦だし、各チームことし最後の大会だし、ドラマチックな展開がないわけがない。実際、各会場から伝え聞く試合の速報や感想その他を見ていると、ああ、見たかったなあという試合が目白押しだ。
こちらで見ている限りでは、年を追うごとに、「全カレがことしの区切り」感が薄くなってきている。それぞれのひとにそれぞれの区切りがあるのだということを、まず意識するようになった。しかし、それでも、やっぱり、全日本インカレは、大学バレー歴の区切りなのだ。現地からはそういう温度がひしひしと伝わってくる。

だからこそ、チームに帰ってきたひとも在ったのだろうと思う。万全ではないにせよ、そのチームにその存在があることが、対戦相手をどれだけ奮い立たせただろう。運良く(だよね)緒戦で当たった地元のチーム各人のリアクションを見ていたらその思いがつよくなった。
たまたま2013年に目の前で見たのが、東海札幌が中央に勝った試合であった。先ほど書いたとおり4年前であるから、今の4年生の入学は翌春で、誰がどこに入学するかがそろそろわかり始めるころでもあったのだ。国体の少年で北海道が愛知と対戦したのもこの年だった。短い試合だったが、これが見られてよかったなと今でも思っている。
20130930|Aichi-Hokkaido
20130930|Aichi-Hokkaido
20130930|Aichi-Hokkaido
中央と筑波が準決勝なんだなという感慨はある。

来年こそは現地にかすりたいという気持ちが、ふつふつと湧いてきた大会でもあった。全日本インカレは、地域枠を突破しないと出られない大会になった。応援するチームが狭き門を突破してこの大会に出られるように願いつつ、わたしもなんとか現地に辿り着いてみたいのだ。来年こそは。