/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2017天皇杯北海道ブロックラウンド@千歳高校(下)

10/28の試合。(前記事)すぐ続きを書こうという気持ちはあったのだが、たっぷり1週間近く経てしまったし、しゃしんも全然まとめられていない(というか、秋リーグ開幕からの分を滞留中って、どうよ)。ただ、時間が経ったということは、言い換えれば、余韻がじわじわと巡ってきてそのときの感覚がぐるぐる醸成されてきた時間を含んでいるということでもある。と、言い訳を盛大にした上で、準決勝から。

#それにしてもそれにしてもだ。メイン会場のしゃしんを見る限り…やっぱり、これ、男女、会場逆だったよなあ…

準決勝

[A4]東海大学札幌校舎 2-0 東海大学札幌高校

25-16 25-19
春高北海道予選を翌月(当時)に控えたこの時期。高校生の試合はなかなか見られないうえに、ことしは高校選抜を留萌で見るということもかなわなかった(留萌合宿、例年より1週早くて、高校生はちょうどインターハイだった)。それでも、東海札幌は割と見る機会があった。最近だと、10/14に大学バレーを観戦したあと、そこで練習していたのをちょっとだけ見た。
お隣同士というか同系列というか半端なく接点があって名前もよく似ている2チームの対戦になった。公式戦で直接対決を見るのは案外レアである。前に見たのも天皇杯ブロックラウンドだった。ユニフォームは、大学が白、高校が青。

思いの外、大学が圧した試合になった。戸田先輩をはじめとしてサーブでぐいぐい高校生を揺さぶってきた。高校はちょうど2年生が修学旅行だったようで、プログラムの記載にもあったとおり3年生と1年生だけ(コートにはほぼ3年生)で試合に臨んでいた。

[A5]ヴォレアス北海道 2-0 Safilva北海道

25-19 25-23
Safilvaよくぞこの地へ、である。この対戦が見たいと思っていた。そして、非常に手に汗握る熱い試合になった。もう1セット見たかったという思いは、実はたっぷりあった。
2戦目のヴォレアスは黒ユニフォーム(リベロは白)で登場。どちらのセットもSafilvaが序盤リードする展開になった。第1セットは中盤で追いつき引き離したヴォレアスが先制したが、第2セットはしばらく競り合いが続いた。
国体予選の決勝を見た時にも思ったのだが、こういう試合が見られるようになったそのこと自体、ヴォレアスとSafilvaがそれぞれのやりかたでこの地での活動を始め、それぞれの毛穴をちゃんと開けてきたことに因るのだと、ものすごく嬉しくありがたい気持ちになる。「こうなったらいいのに」と見ていてずっと思っていたことが、徐々に形になりつつあるように思える(まだまだ道半ばではある)。

代表決定戦

[A6]ヴォレアス北海道 2-0 東海大学札幌校舎

25-22 25-22

第1セットはヴォレアスがリードを拡げるも、終盤東海札幌(大学だけ勝ち上がったのでほっとして表記を戻す←)が稲毛主将のサーブから盛り返して迫る。その勢いをそのままに、第2セットは序盤東海札幌がリードする。ヴォレアスは第1セットの終盤にイエローカードを受け、第2セット立ち上がりでレッドカードがあった(レッドカードって見たことあったっけと思ったのだが、記憶にない。レッドカードが出ると相手に1点入る。また、同様の警告が続くとレッドカードが出続けるのだそうだ)。バタバタする局面があったが、結局ヴォレアスが力で圧した感。
3試合を通じて古田のサーブがおそろしい勢いで決まった、その波が終盤に出たなというのとか、主張しすぎないしチームに調和した上で渋いところを締めてきてるなと感じた陳とか、ずっと田城が良かったなあとか、やっぱりリベロ白石のあくまでも白石っぽい*1存在感だよなあとか、あとからじわりじわりと迫ってくるものがあった。ヴォレアスはほぼ固定したメンバーで3試合に臨み、出場しなかった選手もいた。いろいろやろうぜの余力を出させないほど、相手チームがちゃんと相手チームたり得ていたとも言えるのかもしれない。ああ、フルセット見たかったなあというのは、この試合にもあった。

ヴォレアスに対峙する東海札幌ってのが、えらくかっこいいなあとも思った。ことしはこれが見納めになってしまいそうだが、それぞれのこれからをたのしみにしていたい。

…ということで、天皇杯ファイナルラウンドに北海道から出場するのは、ヴォレアス北海道ということに決まった。女子・皇后杯については、旭川大学が2年連続で進出を決めた。

*1:語彙がない