/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

天皇杯おるすばんにっき(看板に、やや偽りあり)

この週末の天皇杯には行くつもりだった。そして、いまさらながら、前週のつくばでのV・チャレンジリーグにも行くつもりだった。
ちょうどこの記事を書いた折(この日はもともと観戦の予定がなかったのだが)、入院していた妹を見舞いに行っていた。妹は長らく、おそらくこのブログを始めたころにはもう、闘病生活の中に在った。自宅での療養を続けていたのだが、ここへきて容体が悪化し、11月の末から入院していた。さきのエントリを書いた頃には、すでに会話ができない状態になっていて、これは…と思い、急遽、年内のいろいろな予定を白紙に戻したのであった。
それから2日後の夜、仕事が終わってから連絡があり、病院に行った。妹はそこで旅立って行った

…という状況で、諸々を経て、今週の頭から仕事に復帰した。まだまだやることと整理することが職場にも実家界隈にもあった。天皇杯に行こうと金曜日に休暇を取っていたのだが、休暇を取る理由がなくなってしまったので、普通に仕事をして、何故か母の代わりに演劇を見て、この週末も実家にいる。あ、普通に仕事をして、と書いたが、この間に、ニコニコ生放送天皇杯皇后杯の配信が決まったので、その配信をちょこっとだけ見たし、ついったーなどでの速報もちょこっと見たし、それなりに普通じゃなかったことは…次項で書く。

現地で見ていたなら見ていたなりの感想を持っただろうし、そこで整理のついたことはいっぱいあったのだろうと思う。いろいろ言っても詮無いのだが、今、自分が必要以上にいろいろ考えこんで勝手に袋小路へ一直線しているような気がしていて、どこでどう仕切り直ししていったものかと…これは、年を越す課題になっちゃうのかな、そんな気がしてしまっている。

金曜のタイムシフトはほとんど見切れていないのだが、土曜日は比較的時間はあって、実家に持ち込んだノートPCで、ニコ生の配信を(Bコートを中心に)そこそこ見ていた。中央と東海がV・プレミアリーグのチームを破り、ベスト8に食い込んだ。V・チャレンジリーグ勢はそこに至らなかった。ちゃわんの上位を走る、大分三好富士通も。とはいえ、その対戦が成り立つところがまずひとつめの関門であるという気持ちもある。埋めようとするけれども埋められない差、それがどこから来るのか。…とつらつら書きつつ、このひと本気でそんなこと考えてないでしょ、という、書き手わたくしの微妙な立ち位置を考えてしまったりも。

ええ、またループしますよ。何度でもループしますよ。今いちばん見たい選手のいるチームについて、そのチーム全体のことをどう考えて、どう消化したらいいのか。答えがでないどころか、また周回が始まったのですよ。しかも、おるすばんで。

年明け、桜でのホームゲームには行く予定だ。金曜日に学生ラストを見届けられなかったチームからの内定選手が初戦を迎える予定とも聞く(道新スポーツに載ったらしい)。その試合はつくばユナイテッドSun GAIA-大分三好ヴァイセアドラー。ひとつの試合にいろいろな意味が籠もりすぎること、必至である。

話を戻す。土曜日、煽りコピーつきですごい盛り上がりだった、サントリー-中央大学。ちょうど食事どきに差し掛かったので、第2セット、22-22の時点で離脱した(餃子を包んでさ、そのまま焼いてさ、食ってさ)。第1セットをサントリーが取り、第2セットもサントリーが競りつつリードしていたが、ちょうど石川のサーブで追いついたところだった。そこから、フルセットでもなく、中央が勝ったというのは、あとで聞いて驚いたような、唸ったような。幸いタイムシフト予約をしているので、どこかのタイミングで見ることは出来そうである。

ニコ生観戦の折、わたしは大抵コメントを流しながら見ている。リアルタイムで見ているときはたまにコメントしたりもする(東海札幌-東福岡は放映時間中に見てコメントすりゃよかったなと思ったくらいだった)。何気ないまったりとした会話はたのしいし、そこでなにか知り得ることもあるし、謎の連帯感?もある。しかし、サントリー-中央の折は、途中でコメントを切った。正解がある話かどうかはわからないのだが、ひとつ、ちょっと突き刺さったコメントがあったからだ。

試合中のしゃしん撮影(動画ではない。カメラによるもの)は控えたほうがいい…じゃなかった、控えるのが常識だ、というのについて、だった。そりゃ「〜のが常識」まで行っちゃうと、現行の現地マナーだのルールだのに照らすと行き過ぎだし、ことのほか「必要以上に周囲を締めたくなる傾向」が、ここのところのバレー界隈の熱量増加に伴って見え隠れしているのは気になるのだが(機会があったらそれは別記事で書き直す)、これだけ会場の人口密度が増してくると、となりのひとが、思いがけないところで、見ているこちら側に対してストレスを感じているのかな、と考えてしまうところはあるのだ。「シャッターは騒音」というのもあった。確かに、この試合の配信、おびただしいシャッター音がした。この試合に集中したであろう、プレス陣のそれ、かもしれないが、現地にいたわけではないのでわからない。

ストレスを感じたり感じさせたりしないのには、その場に居合わせないのがいちばんなのかもしれない、自分がいないところで、それを見届ける人はいっぱいいるのだし、そのことによって、その場に居合わせなくても見られる機会は増えつつあるのだから。そろそろ、自分を取り巻く状況も変わっているのだし、じっくり考える時期に来ているのかもしれない。そういうことも考え始めている、このおるすばんである。