/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

喜びたかった話

北海道1部は昨日で総当たり1巡が終わった。折り返してしまった。

開幕直前、2週間前のエントリに書いたことが各所でかないつつある。

勝敗もだいじだろうが、それ以上にわくわくできるリーグになってほしい。

北海道 大学秋季1部リーグ開幕まで1週間 - /ja あやつる YmrDhalmel

それは今回すごく達せられつつあるんだろうなと思っている。それをちゃんと嬉しいことだと喜びたいのだが。

台風の目になってきているのが北翔大学、かもしれない。首位の東海大学札幌校舎からセットを取り、上位を苦しめた北海学園大学を総当たり最終戦にストレートで沈めた。あの試合、やることなすこと、すべて北翔に向いた感じの試合だった。見ながら、だんだん言葉が出なくなってしまった。リーグを見る者としては喜ぶべきポイントなのだろうが、そうはならないあたり了見が狭いだろ自分(仕方ないだろオサッシくださいですよもー)。

実は北大会場での確か2日目、座る場所を求めたところ、たまたま「ビデオ作動中」というボードを首からぶら下げたビデオカメラの隣が空いていたのでそこに座ってずっと試合を見ていた。時折試合を見ながら叫んだので、恐らくその声は入ったのだろうなと思う。そこで(恐らく)1年生がカメラを回しながら「北海学園2番サーブ、Aカット」などと吹き込んでいた。北翔のカメラだということに気がついた。
しばらくするとそこに監督がやってきて、自らアナウンスを吹き込み始めていた。1年生氏はずっとそれを見つめていた。恐らく関東あたりでは、ビデオカメラにつきっきりの下級生が…という普通に見かける光景。上手く言えないのだが、最初からひとつひとつチームを作っていっているのだな、という、静かな迫力をそこに感じていた。

いつか何かが動くのかとは思ったが、監督のタイムアウトのタイミング*1同様、展開が早すぎる。

勿論このまま終わるはずはないし終わってはいけない。半分悲鳴に似た書き手の叫びのようなものも混じっている。ただ、リーグは確実に面白くなっている。たぶん、そのことは無視してはいけないと思っている。

*1:タイムが遅くて憶えている監督はけっこういるのだが、早すぎるほど早いのはあまり記憶にない