重力に抗う
1ヶ月くらい前に、このブログに設置したV2開幕カウントダウンが、順調に動いてきて、いよいよ「残り5日」となった。尤も、その日に開幕するのは、ホームゲームを開催するサンガイアとその対戦相手である埼玉アザレア*1だけである。各チームはそれぞれの開幕日にあわせて独自のカウントダウンを進めている。
とはいえ、数字がいくら0に近づいてきても、実際に開幕して試合を見るまでは、そして見てからも、ずっと、気をもみ続けるシーズンになるのであろう。
春リーグと東/西日本インカレを全国的に見送り、秋は各学連ごとに、いつもとは違うスタイルで大会を開いたり開けなかったりしている大学界隈も、今は全カレ開催に向けてラストスパートを進めているものと聞く。北海道は2部以下との入れ替えをおこなわない形で1部の総当り5試合を、男女別コート、しかも無観客でおこなっていて、いよいよ来週が最終である。
しかし、その中で、関東1部の代替大会が中止になったという報せを目にして、運営当局も各大学も会場もみんな精一杯対策をして一生懸命動かしていても、それでも難しい状況というのは起こるのだということを、改めて感じざるを得なかった。普段であれば、リーグ戦そのひとつひとつに勝負の意味を持ち、昇格や降格、インカレの出場権、その他、付帯するもろもろを含めておこなわれるところ、その重みを極力外して、それでも、残ってしまうものがあるのだと。
プレイをする者がプレイをするということもそうだが、更に、それを見るということにも、とてつもない重力がかかっているのが今であって、みんな、みんな、重力に抗いながら、前へすすんでいるのだと。まるで、ジャンプするという行為、そのものみたいだな、とも。
いろいろなことが、思いとして、その場に残らないようにと、各方面へ、願うのみではある。
*1:しかも開幕戦のあと1ヶ月くらい間があくのね