/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

週末雑感 あるいは 終わったものと『まだまだ』続くもの

(目で、あるいはカメラで追っていて、とてもたのしい選手だな、って、さきの週末も思いました。ぜひ、大学のリーグ戦でも、見届けていければと思います。上級生になりますしね)

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サフィルヴァ#21こと札大・柿崎充選手(#10)

V3が終わって、V1のレギュラーラウンドが終わって、V2も残り1週か2週か3週。だいたい始まる頃には「終わる頃には、あっという間だなと思うんだろうな」って思うんだが、まさしくそういう時期にさしかかりつつある。

V3は、奈良ドリーマーズが、Vリーグの中に所属するチームとなって以来、初めてのタイトルを手にした。ン年前「えぬびーけー、えぬびーけー」という掛け声を聞きながら、その試合会場を後にせざるを得なかった頃から、近畿総合で初めてバレーしてるところを見て、それから何度か見て、ホームタウンを奈良に定め、Vリーグに参入し、おととしの旭川で初めてじっくり拝見し、監督のコメントをいただき、その後体制がかわって、旭川から移籍加入したひとがいて、……いろいろ思い出す。今季はフルセットが多かったが、粘り強さで勝利を積み重ねていったのが、今回の優勝につながったのだろう*1と思う。

そんな奈良と(ほかの2チームとも、だが)5試合を戦い、開幕戦を含め3試合フルセットの熱戦を繰り広げ、しかし一度も勝てなかったサフィルヴァ北海道は、結局3位で初めてのV3を終了した。15試合を戦った各チームの勝敗カウントってすごく相撲の本場所のそれに近い響きなのだが…サフィルヴァの星は7勝8敗、番付でいえばちょっと下がる、みたいな星勘定だ。だが、ライセンスとしてはV2に行けるS2ライセンスを持っているため、審議次第では*2、来季V2で戦う、ということになる、可能性は、高い。

ただ、ごくごく個人的に思うところをぶつけてしまうと、サフィルヴァの『昇格』については、1年くらい早いんじゃないかなと思っているのではある。先を行くヴォレアスみたいに、最初の1年で「うん、わかった、上行こうよ、もう」というのとは、ちょっと違う気がしている*3。まだまだ、このカテゴリで揉まれて、得るものをいっぱい得てからじゃないのかなと思うのである。

それ以前の話として、最近、しみじみと、「V2とV3を分かつポイントって、どこなんだろうな」というのが、ほんとにわからなくなってきている。そもそも、それは、V・チャレンジリーグが2つに分かれたときからそのまま引き継いでいる疑問ではあるのだが。V2のチームにもいろいろ思惑はあるのかもしれないが、そこは、まだまだ、よく見えないのではある。

初年度のサフィルヴァにとって、個人賞を3人が取った、というのは、おおきな収穫だったと思う。そして、『そこじゃない』ポイントについて、あるいはチームとしての戦い方について、おおきな課題を残したのだと思う。何らかの腕力で解決していこうとする動きや勢いも、観る者の預かり識らぬところであるのだろうと思ってはいる。

わたしはこの週末の取りまとめをしながら、きたる週末のカピオに向けて(つまり、大詰めのV2を見据えて)身体をぷるぷる震わせているのである。さきの週末、サンガイアは連勝し、カピオに向けて勢いをつけたもようである。思うところは多々あれど、それは別途。ヴォレアスにとって大切な首位攻防戦がおこなわれ、更にサンガイアがシーズンを〆る帯広を、その次の週に控えて、凍りつつ武者震いしながら。

(週末のしゃしんは今ここで展開するのを控えてます。その代わりに若干懐かし目なところを)

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スパイク賞、というのは大学以来で聞いた響きのような気がします。おめでとうございます。

 

*1:レギュレーションがかわって、勝利数優先になったのもでかいだろう

*2:というか試合後の挨拶などを聞くとそうなるのだろうなと思いつつ

*3:ヴォレアスのちゃれまに関しては稿を改めるかもしれない。たいがでびゅーおめ