/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

天皇杯のサンガイア 2018

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天皇杯天皇杯でも、関東ブロックラウンドに行ったのはほんとうに久しぶりだった。2014年、千葉・大網白里(メイン東金との2会場開催)でおこなわれたとき以来で、このときはサンガイアがブロックラウンドを突破してファイナルに進出したのだが、帰りの飛行機の時間の関係で、ファイナル進出の瞬間は見られずに会場をあとにした。新入団が発表された浜田翔太(現・埼玉アザレア。今回いっしゅんサンガイアの近くで拝見するなど)サンガイアでのデビュー戦、でもあった。

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関東ブロックラウンド、そのときそのときの関東の粋を集め、非常に濃密な時間であるゆえ、見に行くにはそれなりの体力と持久力と精神力が求められる。また、ちょうど北海道での大学リーグその他が開催されて大詰めという時期にも重なるので、暫くご無沙汰してしまっていたのだった。

今回のサンガイアを観るにあたり、ひとつ気になっていたことがあった。夏のサマーキャンプ(頭痛が痛いみたいな表記ですね)以来、思いがけず長い離脱になっているひとのことである。サマーキャンプやら留萌やらでお見かけしなかったのは、代表選手でもあった国体との絡みなのだろうとばかり思っていたのだが、その後もチームで見かけぬままであり、この天皇杯にも帯同していなかった。予定していたキャプテンが交代ということになったのも、それなりにのっぴきならない事情が横たわってはいたのだろうと思いつつも、そろそろリーグに向けて、現在こういう状況だがこれからこうなるのだという展望めいたものを、ちゃんとチームが露わにして欲しいという気持ちにはなる。このチームに限った話ではないが、上手く言えない事情を抱えているときに、上手く何かを伝える方法というのを、ちゃんと模索して実践して欲しいものではある(きょねんのいまごろのとあることを想いながらちょっと遠い目になる)。

先だって発表された新入団5選手にもそれぞれの事情があったりして、天皇杯メンバーには加わっていない。

ということで、天皇杯でのサンガイアは、選手11人での参戦であった。留萌ではお見かけしなかった都澤みどり監督、五十嵐元コーチがベンチにという状況にはなっていたが。11人といえどポジション別の人数にはけっこうなばらつきがあり、アウトサイドはふたり、されどセッターは3人、みたいな。前季からふたり退団したリベロは、これまで割と守備的ユーティリティーな起用の多かったポジションしゅうていこと桝谷。など。

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Dブロック1回戦で平成国際大学クラブ(実体はおそらく大学生)にストレートで勝ち、勝ち進んだ試合で、前日リーグを終えたばかりの日体大にストレートで敗れた。リーグを控えての大事な公式戦は1勝1敗、ブロック準決勝敗退、ではある。結局代表決定戦まで進んだ富士通を含めV2/V3勢はファイナルに進めず、大学4つが関東ブロックラウンドを勝ち進んだことになる。

サンガイアにとって、ここからリーグの開幕にどう繋げていくか。関東ブロックラウンドの結果が出た以上、次なる焦点はそこになる。冒頭に書いたことを含め、不安に思うことはある。不足していることもあるのだろう。ただ、前にも書いたが、やっぱり、今のサンガイアには、なんだかわくわくさせられるものがある。数少ない選手の、されどひとりひとりの全身から、溢れるパワーを感じる。ひとつひとつ乗り越えながら前に進んでいこうという温度を感じる。久しぶりに前のめりになってこのチームを見ているような気がする。

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次は開幕でね。その言葉に何かが漲ってきたような感触があった。

V2リーグ開幕まで3週間を切っていた。