/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

迎えながら見送ったときのことを思い出し、そして開幕は迫る

この前、V.LEAGUE公式サイトのチーム紹介を眺めながら、不意に、「ことしのサンガイアって、2013/14の始まるか始まらないかという頃を思い出すなあ」と感じた。何がどう似ているのかはわからない。恐らく、その人数の少なさと、期待と不安がどちらもおそろしい振れ幅になっている中で、そこにいる選手たちのまっすぐな想いが伝わってくるところが、なのだろう。あのシーズン、実は一番よく燃えているところで見つめていたかたが、「ことしのサンガイア、すごくいい」と、前のシーズンを観戦出来なかった自分に声をかけてくださって、実際に見られたのはシーズンも半ばを過ぎた年明けだったのだが、そこから改めてずぶずぶとこのチームに嵌まり込んでいった、そんなシーズンだったんだよなあと。

このときのサンガイア、登録選手数が最終的には14名だった。13名でスタートしたシーズンの途中、雪の中でおこなわれたつくばカピオでのホームゲーム翌週からひとり追加登録になって、それでもギリギリの戦力で戦いきったシーズンだった。どうにもこのシーズンのことがアタマをよぎり、それよりも少ない登録選手数の中、このままシーズンを戦いきれるのだろうかとちょと心配になり始めていたところだった。

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新加入選手が5名決まったという報せが、チームの公式サイトから届いた。まだまだ大学でのシーズンを残す選手もいるし、全員揃うタイミングがいつになるのかはわからない。されど、そこにはひとつの大きな希望を持つ。サマーキャンプや留萌で見た選手もいたりして、そこでチームに融合していくさまを想像したり思い出したりしたことを思い出して整理してみたりする。

そこが厳しい道のりであるとしても、それぞれがひとつひとつ役割を果たし、チームとしてこんなんを乗り越えていけるようにということを、やはり切に願うのである。

そして、新加入選手の報せと前後して、あの2013/14シーズンの途中加入選手であり、この春にサンガイアをあとにした選手の移籍先が発表された。ひとつひとつをこのチームで積み重ねていったその先、タイでの柳川チャレンジに、そっと目を閉じて乾杯を。

ちょっとだけユニフォームがかわって、そのかわったユニフォームで初めて戦うのがこの週末であるという報せも届いた。今季初めての公式戦である、天皇杯関東ブロックラウンド。期待と不安が入り交じる中に希望を振りかけていく。それをたのしみにしてみる。たのしみにできるのは、始まる前の特権である。