/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

日常であれ、非日常であれ。

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たった今、ほぼ全道への送電が再開されたとのことで。ほんとうに、各所、各局面で、たゆまずにはたらきを続ける方々に感謝。反面、今、ここに存在していてオノレに出来ることの少なさに、なんともいえない懐かしいまいなすぱわーを感じるこの頃である。

金曜日にはなるべく出勤出来るように準備をしておいてほしい、と、木曜の夜(その時点では、まだまだUchiも停電中)に上司からメールで連絡があり、金曜日はそのつもりで起きて準備した。ただ、朝の時点で職場に行ける公共交通機関がすべて止まっていたので、その復旧を待ってという話になった。

昼前、市電が動き始めるらしいということを識り、歩いて電停に向かい、そこから市電で市街地の方面へ。職場へは地下鉄に乗っていくのだが、地下鉄に繋がる出口は概ねシャッターが閉まっていた。地下鉄の開通まではまだ時間がかかるということか、と思いつつ、市街地に来たならひとつだけすませておきたい用事があったのを思い出しつつ、降りられる階段を探しながら近辺を歩いてみた。

街中の店という店は8割方閉店していた。前の日から貼られていた張り紙だろうか、休業を伝える張り紙はほとんど手書きだった。よくよく回っていたら、大通から札幌駅を結ぶ、地下歩行空間に向かう口の一部は空いていて、地下歩行空間であれば通れるということは判明した。ただ、やっぱり地下鉄が開通するまでは間がありそうだなあと思いつつ、家を出るときに電話したが繋がらなかった職場に、あらためて電話してみる。部署の直通電話なのに聞き慣れない声での応答があった。よくよく聞いたら職場自体にまだ電気が来ておらず、その電話一本だけ非常応答用に仕立ててあったらしい。

…ということであれば長くなってもナンなのでそそくさと切り、その後上司から直に「今来ても電気が通じていなくてすることはないので、通電まで自宅待機で」と連絡がある。いや交通機関があるので大通までは来てますよと答えたら、じゃあ帰って待っていてと。再び市電に乗って帰宅。先ほど乗ったのとは反対方面を行き、降りて、ほぼモノが残っていないコンビニエンスストアでちょっとだけ甘くて乾いたものを買って帰宅。家のそばでは営業している飲食店もちらほら。電車の窓から見えた行きつけの美容室も通常営業のもよう。なにひとつ生産性のあることを為せずに市電一周して帰ってきたていになってしまったのだが、妙に疲れた。

日常と、日常とは遠いモノと、じんわりと混ざり合っている。それが今の状況なのだろうという感覚はある。ただ、(ここからは個人的な話として)出来ることはあんまり多くない。それを感じてしまったら、ああこれからどういうことになるのだろうかというような、トバリがおりてきてしまう。繰り返しになるが、恐らく界隈では「恵まれたほう、という状態」であったから、という感覚もあるし、その割にあまり役に立っていないなあ自分はなあ、とも考えてしまう。人に迷惑をかけないように。なんというか、いつぞやの3月13日くらいの感覚が急にフラッシュバックしたりもしつつだ。

「考える」と「考えない」を上手くコントロールしながら過ごしていくよりほかないのだろうな、と思っている。

きょうから関東1部が開幕するみたいだ。もう少ししたら、ちょっと配信を見てみようかなと思っている。そこに日常を感じるのもひとつの楽しみでやすらぎであろう。むっちゃあまったるいのかもしれないが。