/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

渾身?のホームゲームイベント記(2015/1/10)

今週、兵庫県養父市というところで試合をしているつくばユナイテッドSun GAIAは、昨日きんでんに3-0と快勝した模様。これで、前半11試合を3位で折り返すことがほぼ見えた。本日兵庫デルフィーノから勝ち点3を取ったら、2位富士通に2差まで迫る。

先週日野で試合を見たわたしが、次にサンガイアの試合を見ることができるのは、1ヶ月以上先である。見られる試合を愉しみ、見られない試合についてはその試合がある時間に試合がある方向に思いを馳せ、現地からいただく貴重な情報を頼りに、ああでもないこおでもないと一喜一憂するのが常である。
そして、試合は試合として愉しめればよいと思って日程を組むもので、現地にいても、試合後におこなわれるたのしいイベントに流れられないようなスケジュールになることがしばしば…だったのである。そんなこんなで、イベントというのは、どなたかのレポートをたのしみにして、それを拝読して雰囲気を味わい、どきどきしたりにやにやしたりするもの…だったのだ。

11月の開幕戦で、初めてサンガイアホームゲームのイベントなるものに参加した。ただし、その際は自分がジャージ着てコートに立って必死だったので以下略。勿論しゃしんを撮っていたわけではないし(そりゃそうだ)。トークイベントは2日目にあったが、試合終了とともに帰らないと帰れない時間帯だったので、断念した。

2週間前、1月10日、第3試合終了後のイベントは、土曜日だったので参加出来た。
このイベントのあとに、長い長い夜があった。そして、次の日に、そういう試合があった。全部を遡って、帰りの飛行機の中でしみじみ振り返るような感じになったのだが、その中のひとつの大事なピースが、確かにここにあった。このチームの、試合もイベントも何についても真摯でほんとうに見る者を愉しませようとしているその姿を書き留めておこうと思う。
尤も、メモをしながら見ていたわけではなくて、ほぼ、カメラがメモみたいな感じになってたので、細部にいろいろ誤りがありそうなのはご容赦のほど。

場所、レイアウト、バックグラウンド

イベントが開催されたのは桜総合体育館の柔剣道場。試合がおこなわれている最中は、ウォーミングアップなどに遣われていた部屋である。真ん中にスペースがあって、それを囲むようにして両サイドから3列くらいのパイプ椅子が配置されていた。観覧する者はそのどちらかのサイドに座る。これから登場するしゃしんは、座ったところから撮ったので、一方向からのしゃしんが非常に多くなっているが、あくまでも偶然の産物であったことをさきに強調しておく。
イベントが進んできたら、場内椅子での観覧者に加え、スタンドからの通路越しに観覧する人もけっこういた感があった。

選手たちは寒い中、柔剣道場入口前の通路で待機。オープニングは選手入場前、パパラッチ白石カメラマン(?)によるプライベート写真館、という題目で、いろいろなしゃしんのスライドショーが流れていた。どこかの生保会社のCMを思い起こす感じのBGM「言葉にできない」だったが、どういうわけかとある選手の女装姿がかなり多かった(6月にあったというステージ衣装か?!)。留萌で夕陽を見るところとか、食事をしているところとかもあった。いきなり、きたえーるで誰かが撮ったしゃしんが出てきて驚いたりもした。瀧澤陽紀という選手を初めて見たんだったよなぁ、この、札幌でおこなわれた東日本インカレのとき。

今回から司会を務められた方は、奥様がバレーボールの選手だったとかでのご縁。非常に軽妙に進行をつとめていらした感。そのアシスタントにスーツ姿の菊池監督が入り、赤木マネやスタッフの方々も選手たちを迎える準備万端。何故か、傍らのだるまストーブの上に、ちっちゃな土鍋が置かれて、ぐつぐつ煮えていた…

選手入場

そしていよいよ選手が入場する。選手は会場に入るとまず抽選箱からボールを取り、そのボールの色によって2チームに振り分けられた。
チーム構成は下記の通り。なお、☆は各組のキャプテンで、キャプテンのしるしとして紅白帽を着用した。

紅組

柳川、奥村、丸山、山川、藤原、吉野、宮内

白組

☆南、浜崎、瀧澤、五十嵐、平尾、浜田、白石
これから白組のしゃしんが多いのは、自席がそういう位置取りだったからだ(あくまでも)。このあとしゃしんが出てくるはずだが、両キャプテンの紅白帽の似合いっぷりは凄まじかった。

ゲームの数々

ゲームは3種類。

二人羽織

各組から、食べるひと(顔の出演)、食べさせるひと(手の出演)が2名ずつ選抜された。食べるものを食べ終わったら、「○」と書かれたプラカードを上げる、までが、ひとつのお約束。食べ終わってから、プラカードを上げるまでにも苦心していた様子も窺えた。
[白組瀧澤選手]
[紅組宮内選手]
[スタートっ!]
[おつかれさまでしたー]
2回目に登場したのが、先ほどからだるまストーブの上で暖められていた土鍋の中味。おでん。熱々。それぞれのチームが、おでんの具を指定した。白組が指定したのはタマゴで、それは箸への引っかかり方とか含めてチャレンジャーじゃないかと正直思ったのだが、いざ口の中に入ってからのフィニッシュの早さに驚いたものであった。大逆転。
[紅組藤原選手]
[白組南選手]
[大逆転!]

アレを食べたのは誰だ!?

各組精鋭が4名選抜され、テーブルへ。同じモノを食べるのだが、ひとつだけ味が極端なものが混じっていて、それを食べたひとを相手チームが当てる、というゲーム。

選抜された4(左から五十嵐、浜崎、浜田、白石)選手の前に、ちっちゃいシュークリームが。ただし、このなかでひとつだけ、からい。一斉にほおばる選手たち。

選手たちの表情が、みるみるうちに変化していく。

心配そうにのぞき込む。これで食べてたのが元さんだったらすごい。

結局この組でからいのを食べていたのは右端の白石選手。みんなびっくり。


紅組は柳川、奥村、山川、丸山各選手。まるさん演技派である。しかし…

白組ぴしっと当てる!

白組2巡目は南、瀧澤、平尾、浜崎(再)各選手。

飲んでしまったのは瀧澤選手…ではなく、右端の浜崎選手。こんどは演技ではなかった…

紅組2巡目、謎の液体の中味について、たのしそうに(?)説明する菊池監督。


してやったり!吉野選手
…試合を撮っているときとはまたひと味違う、それぞれの表情の機微を愉しんでしまった。そして、ツッコミツッコまれる、それぞれのなんというか、関係が、垣間見える。イベントのおもしろいところなのだ。

選手と一緒に羽根つき大会!

各組の選手と、そのサイドに座っているファンのうちのひとりとが羽根つきをして、どれだけラリー(?)が続くかを競う。ただし、ファン代表は羽子板を持つのだが、選手は事前にボードを引き、それに書かれた道具を遣う。道具のイラストがかわいい。
[ボードにはこんな感じで書かれている]

新春の趣をそこはかとなく感じながら、たとえばこんな感じ。
[フライ返しと瀧澤選手]
[スリッパと吉野選手]
[ミニスコップと浜崎選手]
[うちわによろこぶ柳川選手]

結果発表

僅差(?)で白組が勝利。所謂罰ゲームとして、紅組キャプテンの顔にいろいろ書き込まれたのだが、なんというか、ワイルドに溶け込んだ感じになっちゃっていたような気がする…
[まずはキャプテンから]
[白組のみなさんから]

年頭の挨拶・イベント終了

選手スタッフが一列に並び、菊池監督から挨拶があった後、緑の大きなダルマに目が入れられた。翌日の大一番に向けて、そして今シーズンの今後について、気合いみなぎるエンディングとなった。終了後、選手は通路に出て、見ていたファンを見送ってくださった。
[菊池監督挨拶(見事な紅組キャプテンの顔)]
[ダルマに目が]

その後、帰り際に選手に急な集合がかかっていたようで、そのまま長い夜のはじまり…となったのだが、そういう日として…記憶する、のみだ。
今シーズン、つくばユナイテッドSun GAIAのホームゲームは終わってしまった(サブホームの福井はこれからだ!)が、試合自体は半分残っていて、来週以降も3月まで各地で試合がある。試合が終わったら、どの会場でも、選手たちがファンを迎えてくれるチームである。その試合を愉しめる機会が、これを見てしまった人に少しでも生まれて、なんというか力をもたらせる大きな環が出来たらいいなぁ、と、わたしなどは密やかに思うわけである。きょうの試合が上首尾に進むことを願いながら書いた。