/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

男子バレーボールの国際試合が、地上波ゴールデンタイムで放映された日

韓国の仁川(インチョン)で、アジア大会が開催されている。総合大会なので競技ごとの持ち時間?が厳しい中、大会も大詰めにさしかかったところで、ついに男子バレーボールが放映に乗せられたのが前日の準決勝・韓国戦。実際の競技実施から時間が経ってからの放映であったが、わたしは仕事が長引いての帰宅となったため、途中からの視聴となった。取ったセットがカットされるなどかなり短い時間ではあったが、見られたのは単純に嬉しかった。
そして、迎えた決勝は世界選手権で6位になったイランと。この試合は生中継された。いろいろと折り合いがついたので、スタート(のちょっと前のマラソンダイジェスト)から見ることが出来た。

試合を見ている最中に電話が来た。およ?と思いながら出ると実家からだった。電話の向こうでも同じテレビを見ていた。「なんだかみんなで一緒に見ているようだね…」という話をちょっとだけした。Tweenを起動したPCを傍らに、TLではいろいろな立場で気に掛けている人、見ている人、応援している人のついーとを見て、胸が熱くなった。
地上波の放送フォーマットとか、試合に臨むチームの色とか、つよくなったイランとの力や戦術に見られる差とか、采配とか、そのほか…いろいろツッコみたいところはある、かもしれない。されど、まずは、久しぶりに、ほんとうに久しぶりに男子バレーが地上波の放映に乗り、視聴している多くのひとにとっての「負け試合」になったとはいえ一方的ではなく、試合そのものにもこの先にも楽しみを見出せるような内容でその放送を終えたことを、なんともいえずしみじみと噛みしめているのである。バレーボールを見る人ばかりではない自分のTLが、かなり幅広くバレーボールで埋まったのも、ほんとうに久しぶりのことであった。

正直、全日本に対しては「(放映があれば)お茶の間で愉しむ」くらいのテンションではある。それはそのままに、次の機会が楽しみにもなった。ことしの国際試合はこれで一区切りで、あとはそれぞれのチームでの戦い…というフェーズに至る。V・プレミアリーグの開幕は11月15日であり、現在、開幕を前にいくつかの会場のチケットが売り出されている。
大学生は現在のメンバーに3人いるが、石川(中央)、柳田(慶應)が所属する関東1部に関しては、この土日が最終週である。これから帰国して出場…は現実的ではないだろうが、リーグが終わる頃にその姿は在るかもしれないし、殊に慶應に関しては、入れ替え戦という大事な戦いもほぼ1ヶ月後、11月1日に控えている。
山内(愛知学院)が所属する東海リーグについては、まだ開幕していない。男子1部は11月1日に開幕し、23日までの日程で開催される。また、大学全体での総決算である、全日本インカレは、12月に大阪でおこなわれる。準決勝、決勝については(まだ発表はされていないが)CSでの放映が見込まれる。
「バレーって男子もあるの」と言われかねない昨今の状況から、ほんとうにわずかではあるが、いろいろな関心が向き、少しずつでも目にとまるものが増えていけば。まずはそこからなのかもしれない。

以上、「久しぶりにテレビでバレーを見たよ」と書きたかっただけなのに、ずいぶん長くなってしまった。