/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

見てる、追ってる、知ってる、或いはその逆

ついったーに書こうかなとは思ったのだけど、例によって要領を得ないうちに脱線しそうなので、こちらへ。

ことしの4月に(なんだかいろいろ重なった時期だったなぁ)バレーボールワールド(以下VBWと記す)Webの更新のお手伝いをした(経緯はこちらに書いた→VBWサイトリニューアルのお知らせ及びいろいろやろうぜの理由 - /ja あやつる YmrDhalmel)。
それから半年。かなり精力的な取材だったり投稿だったり企画だったり…で、VBWというメディアの存在感は日々あがってきたのだろうと思う。わたしは主に書き手ではないが、VBWの記事がきっかけで何らかのうねりが起こる、という状況を、つくりてのひとりとしてとても嬉しく思っている。

まさに、VBWは、4月の記事に書いた

各々のメディアが「考え方やスタンスや応援しているチームや選手が違う人が書いたいろいろな切り口の記事が、そこで見ることが出来て読める」というような状況になれれば良いのだとは思う。

という、ある意味理想とする状況に近づきつつあるのだろう。ただ、それは同時に、VBWがメディアとして、ある特定の色ではなく、「メディアとしてのありよう」を厳しく問われることをも意味している。

バレーボールについて書く際、実にいろいろな切り口があると考える。その切り口は複数に及び、それは到底ひとりふたりの人間ではカバーしようがないものである。そうした場合、ある対象に対して、メディア側は「浅いかもしれないが広く」なんとかしようとする傾向があり、「深い。狭いかもしれないけど」というスタンスで見ている向きからはそれを物足りないと感じられるんじゃないだろうか。
もしかすると、何らかの誤解なのかもしれないのだが。

自分にもそういう傾向はあるのだが、自分「は」見ている、或いは好きで追いかけている分野について、メディアがそこに言及している記事や、そもそもそこに言及すること自体について、ついつい厳しく見てしまう向きがあるんだろうなと*1。その場合に、「知らない」ことについて気にかかるのか、「知らない」わけじゃないけどというレベルの微妙なずれについて気にかかるのか、何らかの意味で「無理矢理」に見えてしまうのか、そのあたりも読み手にとって千差万別なのだろうなと。
ちょっと自信がないところについて、どう対応するのがよいのか…というところは、おそらくこれから(ちょっと狭くて寒くなりそうな特に男子界隈を考えたときに)大事になってくるんじゃないかなと思う。せっかく少ない「見てる」同士、重なるところは少なくても、ナニカを突き刺し合わないで見ていられたらいいのになぁ。書いたり発信したりする側から痛いところを刺さないように、それは最大限気をつけた方がよいのかもしれないなぁ。メディアに近くなればなるほど。そう考えている。

VBW、これからも(いろいろありげだが)ちゃんと応援しつつ、たまにはコレヲヤリマシタという感じでまた何かを書けるような状況があればありがたいなぁと思っている。みなさまもどうぞ宜しくお願いいたします。そして写真とか文章とかデザインとかイラストとかその他…ご協力を戴ける方がありましたら涙を流して喜ぶ方がいらっしゃるかもしれないのであとはサイトへどうぞ。

*1:某メディアが「大学バレーの結果」なるコーナーを設けているが、関東関西東海だけじゃないかー、などというツッコミをしたくなるけどしない、とか