/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

世界陸上・十種競技をCSで見ていた

この世界陸上に、日本人として初めて8000点を越えたという同郷のでっかいデカスリートが出場すると聞いて、じんわり興味を持って追っていたのだが、昨日の朝、「CSのTBSチャンネルで全種目中継あり」と聞き、早速地上波の喧騒を離れてチャンネルを動かしたのであった。
以降、その完全中継をずっと追って見ていた。
競技は昨日と今日の2日にわたって下記のスケジュールでおこなわれた。

今朝は8時頃から(前日放送時間に入りきらなかった5種目めの)400mを見ていた。昨日から、何せ初めて見る競技であるだけに、それぞれの種目を見る毎に目がまんまるになっていた感がある。それぞれにバランスの取れた凄まじい選手だ…と昨日は思っていて、その軸は動かさないにせよ、それでも各選手毎に露骨に得意な種目と苦手な種目があり、如何に得意な種目で(ほかに響くような消耗をしないようにしながら)高い成果をあげるか。各選手のたたずまいとともに、とてつもない深さを競技全体から感じて、あとは各選手の一挙手一投足が見逃せなくなった。
それぞれにみんなかっこえぇと思っていたが、そのかっこえぇな列強の中で、身長196cmの日本代表が体格的に見劣りしていなかったことにも驚かされた。今回が実質初めての国際舞台と聞く。今後、経験を積み、日本語以外で言葉を交わすお友達が増え*3、もっともっとこれから高いところに向かって進んでいけることを、そして、今回のテグ大会での地元選手*4への強烈な声援の如く、日本でこの競技がもっと盛り上がっていくといいなぁ…などということを、雑多に考えたのである。
大会はアメリカ選手のワンツーで締めくくられた。投擲が得意なボーズと、投擲は得意ではないけれども記録を伸ばしたボーズのふたりである(結局名前は覚えられなかった…ひでぇ)。
書ききれないけれども、あの場にいたそれぞれの選手に、ほんっと味があったなぁ。いろんな競技をピンポイントかつスピーディーにとらえる地上波もいいが、じっくりひとつの競技と向き合えたこの2日間はありがたかった。この企画を通したTBSすげぇ。

こういう画像を見つけると…是非いちど生で贅沢な2日間を過ごしてみたいと切望してみたくなった。

ここからは余録。
今大会、十種競技の日本代表になった右代(うしろ)選手、北海道江別市生まれで札幌第一高校*5出身ということである。これを最初に聞いたときに「これだけの大きな身体であれば、どこぞの江別クラスタが放っておかなかったんだろうか」と思った。…いえ、はい、思っただけだ。実際、バレーとかバスケとかからは、強烈に誘われたりしたんだろうなぁ、とは思った。
札幌第一高校といえば…いつかどこかの五輪壮行会で、2m近い大きなおにいさんが2人並んで応援されて、それからそれぞれの舞台で活躍するというのが見たいなぁと。それぞれに世界が広くて困難な舞台であることは承知の上だが。ええ、もうひとりって?ええ、はい(祝国体出場決定)。

*1:たぶん当方この途中くらいから見始めた

*2:土曜日の放送時間には入りきらず、TBSチャンネルでは日曜朝いちで放映

*3:選手同士が助け合って高め合って競技を送っていく、という姿がある

*4:韓国のキムさん。最後の1500mをはじめ、各所で見せ場たっぷりだったなぁ

*5:国士舘大学