/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

強くなるからねって

つくばカピオに続々と人が集まってきた。最終戦が始まる頃には、1階も2階もかなり埋まった。大学リーグ開幕を3週後に控える筑波大学のバレー部の新1-2年生はSun GAIAのユニフォームを着て*1、2階席のベンチ対岸サイドを占めたSun GAIA応援団を仕切っていた。1階には、とても懐かしい人や、あれ、どうしてユニフォームを着てるんじゃないのだでも元気ならなによりで、という人*2や、ほんとにいろいろな人がいた。
第2試合で富士通がストレート勝ちし、最終戦はまさに「チャレンジマッチ進出チーム決定戦」と相成った。優勝は、既に前日の時点でジェイテクトSTINGSに決定していた。
ジェイテクトの強さと安定感は、今リーグでは際だっていた。つくばユナイテッドSun GAIAは、どんな形であれ、そのジェイテクトに勝利しなければ、チャレンジマッチに進出することはできない。レギュラーラウンドで対戦したときは、かなり一方的な展開で、つくばはなすすべもなく敗れた。そこから2ヶ月余を経ての再戦、そして、今季V・チャレンジリーグ終戦。せめて、ちゃんと試合として見られる展開になって欲しい。つくばに対して、非常に控えめな希望を持ちながら、目の前の試合に向き合った。
結局、ことしもつくばには「その先」への道は開かれなかった。しかし、双方が力を出し切ったベストゲームで、V・チャレンジリーグが締めくくられた。
ジェイテクトも、数年前から上を目指して強化を進めているチームであったが、V・チャレンジリーグでは勝ちきれないシーズンが続いた。このチームを支えるひとたち、応援する人たちの悲願がまずひとつ達成された。ジェイテクトは、V・チャレンジリーグを制してチャレンジマッチに臨むことになった。2位には、結局、上位リーグ前半でつくばを破った富士通が食い込んだ。
チャレンジとプレミアの間にも高い壁があるが、チャレンジの上位もそれはそれで同じくらいのところに複数チームがひしめいていて、そのつばぜり合いが続いている。そこを抜けることも難しい。
来年こそは。そのことばを飲み込みながら、ことしもカピオをあとにした。
会場の一角、お好み焼きブースのそばで流れていた絢香「三日月」がアタマをぐるぐるして離れない。それと、あるスタッフの方に言われた「末永くよろしくお願いします」ということばも。

*1:たとえば出耒田は赤木のユニフォームを着ていたが、ちょっとユニフォームが小さい感じだった。線が細く見えて、意外とカラダが出来てきているのだろうかなと思った

*2:阿部ちゃんさん@もっか休部中