/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「かっこよさ」の追求

昨日、日体へ行く途中で用事があって渋谷をふらついていた。用事が終わった帰り、センター街を歩いていたら、街灯という街灯に「がんばれ!○○」(○○は都市名)という広告が連なっていることに気がついた。その傍らにはメッセージがあった(リンク先に写真あり)。

センター街は、プロバスケbjリーグを応援しています http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091011120717

でぐちきり on Twitter: "センター街は、プロバスケbjリーグを応援しています http://f.hatena.ne.jp/twitter/20091011120717"

※bj公式ブログにも言及あり。→プロバスケットボール bjリーグ公式ブログ : 渋谷センター街、街頭ライトボックス掲示 - ライブドアブログ

あああ、一般的に受ける、業界の外にスポンサーを求めることができる、というのはこういうことなのだろうなと思った。バスケといえば前クールで月9のドラマも放映されていたし、そうでなくても渋谷のような「街」の風景には非常に似合う。ああ、かっこいいんだなぁ、と。

で、リーグを見終わって帰宅したら、ちょうどアメリカからこんなエントリーが飛んできていたのでびっくりしたわけだが。→男子バレー イヤーブック2009-20 | 排球参謀 | スポーツナビ+

ただ、僕自身が思うのは子どもたちがなんかしらのスポーツに携わるきっかけは、「プロ選手になってたくさん稼ごう!」というより、「格好いいか?」「そうでもないか?」という視点なような気がします。

男子バレー イヤーブック2009-20 | 排球参謀 | スポーツナビ+

バレーボールがこの規模で続いていくため、プレイをしたいという人がしていける、続けたいという人が続けていける道を繋げるためには、この「かっこよさ」というキーワードは、案外大きなポイントである。これは、業界の外に「ワクワクする人」を増えること→チームや競技に対して何かを提供したいと思う人や団体が増えることに繋がるためのことだ。

ただ、このことばが厄介なのは、「かっこいい」という基準がひとによってそれぞれ違ってくることだ。何故だか知らねど、バレーボールで「かっこいい」とされた選手やチームの系譜を紐解くと、なんつーか迫力というのと危うさというのが同居しているようなんが落としどころになるケースが多い。どことなく「はかなげ」だったり「守りたく」なったりする要素が多いものが受けている…気がする(あくまでも観察範囲内の統計による)。なんつーか、現状はスラムダンクの絵柄じゃないんだわな…

現在のファン層を意識して「かっこよさ」を考えるか、別の層の掘り起こしを考えて、別の「かっこよさ」を見つけていくか。そのあたりはけっこう微妙なのだが、メディアとか協会・機構、或いはそれぞれのチームが、この競技の普及・振興のために何をどう意識していくか。いちファンとして妄想は尽きない。