/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

つくばからの筑波からのTSUKUBA 2019/9/15(1)いだてんを手繰る

前日、多摩でサマーカップを見た。日程が出たときに、既に関東大学1部リーグが開幕していることがわかったので、そのまま見に行きやすいようにと宿をTX某駅に取った。サマーカップを見終わったら宿に潜り込み、そのまま泥のように眠った。

サマーカップの翌日をどうしようかと考えていた。勿論当初の予定どおり、関東1部へ赴いてもよかったのだが、ちょうどいいタイミングでサンガイアの壮行会があるというので、結局起きたらつくばを目指すことにした。朝はマラソングランドチャンピオンシップMGC)のスタート前からのしばしを宿のテレビで見て、チェックアウトと同時につくばへ向かった。だからMGCの最終的な顛末はよくわからなかった。

つくばに着いたら11時を回っていた。昼食にもちょっと早い、壮行会の会場であるララガーデンにはいろいろありそうだけどもうちょっとゆっくりでもよさそうだ、天気がいい(むしろ暑いくらいだ)、さてどうしよう…と考えながら、BiViつくば 筑波大学サテライトオフィス前を通りかかった。あっそうだ、と思い出したのは、筑波大学内で「嘉納治五郎・金栗四三 特別展」が開催されているということであった(11月25日まで開催中)。そうだったそうだった。1月にカピオに来たときに同じ場所でお知らせを見たものの、時間その他微妙で、大学まで足を伸ばすには至らなかったやつだ。念入りに開館時間を確認し、今のうちなら足を運べそうだ、という判断の下、バスターミナルに隣接して設けられているレンタサイクルで自転車を借りて、まずは筑波大学へ向かう。

大学へは、かつて何度となくバスで行ったことはあるし、キャンパス内に入ったらそこはえらく広いというのも感覚としてはあった(北大の広さとはまたべつの意味で)が、自転車に乗っての感覚というのは今回初めて味わった。街中もそうだけど、大学の中にもペデストリアンデッキが縦横にあって、目的地へはどこから上がったものか、さっぱりわからない、というところから始まった。結局大学会館(ここは、2006年「東西インカレ報告会」というイベントに喚ばれて行った時に伺ったのだった。)のあたりからキャンパス内に入っていき、特別展の会場への矢印がようやく見えてきて安堵したというところであった。

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特別展のチケット。

展示の会場は「筑波大学体育ギャラリー」である。入場料金を払って展示会場内に伺おうとすると、ここ数回の「いだてん」で放映されている、東京五輪招致のためにつくられた「日本」(日本の名所旧跡、スポーツ施設やスポーツへの取り組みなどをプレゼンテーションする写真集。原本はとてつもなく大きかった。展示を見終わった後ダイジェスト的に出版されているものがあってぱらぱら拝見したが、それも分厚く、買うと数万するのだという)などが硝子ケースに飾られていた。メインの展示室には、金栗四三氏の沿革、選手としての活躍風景、指導者としての取り組み、競技者として遣ってきた足袋の変遷(現在のものは、熊本県玉名市のふるさと納税で返礼品となっていたりもする)…など、カナクリサンが余すところなく展示されている。その内容は、今見るものであるから、「いだてん」でのストーリーを思い起こしながら追うことが出来るところではある。あのドラマは、筑波大学の先生がずっと監修していて史実に基づいている、というところを、説明された先生が力説されていた。それにしても凄まじい史実があったののだといつも唸っているあたりも含め。

丁寧に説明を戴いたのち、実際に残されている青年時の金栗選手とのツーショットを撮れる、VRスタジオへ案内される。このしくみは、いつだかヴォレアスのホームゲームで体験したなあと思いつつ、装置の前に立つと、モニターに金栗選手と自分の姿が映る。「もう少し寄ってください」と言われて一歩、二歩と内側に寄ると、金栗選手はわたしの方に手を当てて、ガッツポーズの準備をした(なんのときだか忘れたが、驚いて飛び上がるみたいなシーンもあった。いくつかポーズが用意されているのだろうか)。そこでしゃしんを撮って、有料エリアからちょっと離れたところにあった嘉納治五郎先生の展示を見て、それから、現在の体育専門学群で活躍(あるいは卒業後すぐにユニバーシアードで活躍)した選手の近影やサイン色紙なども飾られているところも見た。

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このような小冊子もいただいた。東日本の翌週に中京で、そうなんだ。

ひととおり展示を拝見し、筑波大学をあとにした(日曜日なので閉館していた施設もあったし…)。おひるどうしようか…と思いつつ、大学を出た門が最初と違うところだったので、まずここからどう駅まで戻ったものか、と、ひとつひとつ道順を確かめつつ、ララガーデンに向かったのであった。
(後編へ)

あ、この日は日曜日だったので「いだてん」本編(#35 民族の祭典)の放映日である。だがしかし、結局この日帰宅したのは深夜だし、リアルタイムでは放映を見られなかった。ようやく、昨日、再放送を見ることが出来たところであった(ラグビー見ながら相撲の放映を待っていたら、その前に刺さってきたという珍しい展開であった)。