/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

ホームアンドアウェーの安堵の先

ホームアンドアウェーは、アウェーの存在感があってこそのホームアンドアウェーなのだということを、改めて感じた次第。

きょう、新リーグのオープニングマッチを控えたサントリーサンバーズが、その主催ホームゲームについて打ち出した(が、撤回した)、「アウェーチーム関連の応援幕は許可しない」という件について、SNSで1日のあいだに多くの意見が飛び交った。いつもの水曜日とちょっと様子が違うくらいに飛び交った。

この件には、横断幕をつくるひとの想いとか張ることと応援との関連性とか、その告知が為されたタイミングとか、いろいろ論点がありげだが、個人的には、たとえそこに自分が張ろうとしている幕がなかろうと、事前に告知が為されていようと、やっぱり違和感があったなあと思っている。

ホームゲームを前面に打ち出していると、どうしてもホームの勢いは強くなるし、ホームチームは、ホームの空気を濃くしたいと思う。のはわかる。ただ、そこにアウェーチームとそのチームを応援する方々がやって来て、その場で戦おうとしている以上、たとえその割合が小さかろうと、アウェーチームが支えている部分は、そのゲームの景色の中にはあるのだと思っている。アウェーチームの選手の名前を棒読みで読み上げるのと(そしてホームの選手の名前は巻き舌で)、読み上げないのとの違いがあるくらいじゃないのかなと、今回の件は。ホームアンドアウェー方式を先行しておこなっている各競技においても、ここまでの取り組みはないんじゃないのかなと。

サントリーが修正して打ち出してきた方向性である、幕を掲出する場所を区切るというのが、恐らく現状では妥当な方策なんだろうなとは思っている。

 今回サントリーが打ち出した施策に関連して、いろいろなチームのいろいろな方がその見解を見えるところに書いていたのだが、正直「えっそこでそう言う?」という事案はあったなあと。実はサントリー本体以上に違和感を持っている向きはある。