/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

島根

2年前に松江に行ったのだ。

それは突然降って湧いたような機会で、突然、松江に行けば拾う神が在ると聞き、急に思い立って行ったのだ。行って目的のほうが落ち着いたら行こうと思っていた出雲大社には、行けずじまいだった。目的のほうが落ち着かなかったから。しゃーなし、次の機会になんとか…みたいなことを、帰り途に思ったもんだった。其処に見つけられたことがいっぱいあったのは、前に書いたとおり。

そのとき、松江には都合3日滞在したのだが、そのうち2日行った、メイン会場の松江市総合体育館が、ほんと、すてきなハコだった。撮り手としては、まぁあれだ、しゃしん撮ってると間に入るガラス問題などはあったが、それはそれ、なんか高さと広さというか、あたらしい体育館(ちょうど2年前の4月に供用開始されたばかりだったのだった)だなあ、これからのことを考えていろいろつくられたんだなあ、あたらしさと落ち着きが中に混じっているんだなあというようなことをしみじみ思いながら、だったのだ。駅から遠すぎず近すぎず、というのも、またいい。

そのハコに、なんとなくバスケ仕様を感じていたりもしたのだが、それもそのはず、ここは、Bリーグ島根スサノオマジックのホームアリーナ(になるところ…当時)なのである。ソレから1年余ののち、唐突にそのハコの存在を思い起こすことになったのである。

わたしが動く島根スサノオマジックを(映像でだけど)見たのは、そのときと、この土日、だけで、土曜日までは、このチームが負けたところを見たことがなかった(レギュラーシーズンの勝率からするとえらい確率だったのかもしれないが)。

10月初頭、国体に行くには何かが少しずつ足りない状況で(結果的にはそれで悪くはなかったのかもしれないが)、土曜日は国体の様子を気にかけながら、Bリーグの中継があるというのでチャンネルを切り替えながらてれびを見ていた(翌日からは、大学バレーの総合大会見に旭川だったんだが)。そのうちのひとつが、前年の覇者である栃木にホーム島根が喰らいついて、延長の末B1初勝利を挙げた、そういう試合だった。行ったことのあるアリーナの興奮をてれびで見て、行ったときのことがいろいろ思い出された。

そこからのチームなり、選手なり、ブースターなりの諸々に思いは馳せつつ、でも馳せるがまま、ではあった。崖っぷちに在った。どうなったらどうなるのか、よく理解せぬままに、土曜日は夜に試合を見て、日曜日は、昼から試合を見ていた。声にならない声を出すでもない押し殺すでもない、しながら。

きょねんの12月、レバンガがあの体育館で試合をしたんだった。来季はレバンガ戦は其処では無い。それはそれとして、なんだか、急に、その場所に足を運びたくなったのだ。なぜだかわからない。来季がどういうチームになるかは、どこもかしこもよくわからないのに、だ。ただ、ハコは変わらないのだなということと、その地は変わらないのだなということを、しみじみ思ったりはするのだ。珈琲美味しかったなあとか、不意に思い出す、のだ。

そういえばそうか。ロボッツと同じカテゴリ、ということに、なったのか。ロボッツもなあ…。この戦いに入る直前に、まるでサンガイアの2013/14の刈谷のようだねになったわけだが、うーむ。

20160724|MiyoshiEKG-Zoheikyoku
[20160724:三好循環器科EKG-造幣局松江市総合体育館]

きみたけさんのスリーポイントが何度となく放たれて、その弾道に何かをこめてしまっていたのだ。きみたけさんが大分にもご縁があったのを、その後識ったくらいにして。