つづく つづく つくば
つくばユナイテッドSun GAIA。ファン感謝祭の3日前に、5名の退団選手が発表された。かつて、7名が退団した2010/11終了時(東日本大震災でリーグが途中終了し、チャレンジマッチも中止になったシーズン。黒鷲旗のあとに発表された)以来の規模である。サンガイアに限らず、新リーグを前にして、各チームでの人の動き(現時点では、主に出て行く方がであるが)が激しくなっている感は否めない。それにしても…である。
サンガイアは、その発足から、はや13シーズンを戦っていた、ということになる。その間にどれだけのおおきなターニングポイントがあったか、ということについて、思うところを巡らせてみる。
- 2009/10シーズン終了後に運営形態やトップがかわった
- 2012/13シーズン終了後、基本学生選手がリーグに参画せず、社会人中心のチーム構成となった
- 創設当時、加入前からチームの顔であった加藤選手が2013/14シーズン終了後に引退、その後女子チームのコーチに転身し、つくばを離れる
- 2014/15シーズン中に都澤凡夫(前)理事長逝去
不意に指を折っていくだけで1本余るかどうかという状況である。途中まではこういう感じで書いたことがある。
その間、想いの中に描く目標なるものへは、いまだ届いていない。届いていないというか、さらに距離が出来てきている感すらしている。だから、新リーグ・S1ライセンスを得たということを聞いたときには正直驚いた(まだ、驚きの余韻は続いている)。
ただし、ライセンスを得てはいるが来季の戦いはV2。チャレンジ1の覇者・富士通をはじめ、相変わらず難敵揃いのリーグで、おおくの変動を経た(なにせ、現時点で登録選手が11人になっちゃっている)チームがどう戦っていくか。相当、あたまをやわらかくして、出来ることをやっていって、旨味を醸し出していかないと。難しいシーズンになりそうだぞと。そうは思いつつ、シーズンがやってくることに、多くの岐路を経てチームが続いてきて、考えを巡らせていけることは、やっぱり嬉しいことなのだが。
サンガイアに所属したことのある選手(どんだけおっきくてもうぇるかむばっくでも奥村さんは1と数えます)は、このたびの新入団選手・土井ちゃんさんで89人目になった(手許の資料より)。時を経て、その89人の注いできたすべてが、この緑の中に溶け込んでいるのだということ、ひとりひとりのひとつひとつがチームを為しているのだということ、あらためて、晴天のつくばで、感じて帰ってきたのであった。
生まれたことも住んだこともないけれども、つくばで空気を吸っていると不思議な気持ちになることがあるのだ。そういうことなのだ。