シーズンは終わったのだ
土日は旭川に行っていた。V・チャレンジリーグ2の最終週が旭川市総合体育館でおこなわれたからである。今回も東川に続いてひとり取材クルーとしてであった。最終的にはヴォレアスが劇的な逆転(でいいのか)優勝を遂げたところを見届けることが出来たので、とても得がたい、ありがたい状況であったということである。
海をふたつ越えた先ではV・チャレンジリーグ1の最終週がおこなわれていた。体がひとつしかなかったので、見届けたかったいくつかのことを見届けることはかなわなかった。
個人的に、今季は非常に難しいシーズンであった。どの場所に身を置くのが適切であったのか、あるいは何処にもはまらないままなのか。何をどう捉えてどう吸収して出力していくか。だんだんシーズンが進んでいって、このシーズンのうちに、自分のおおきくねがっていることがかなわないことがだんだんわかってきて、そんな中でどんどん自分で深いところへずぶずぶ進んで行った感も、またあった。
何と云ったらよいのかわからないシーズンではあったが、でもそのシーズンは終わったのだ。
ヴォレアスの試合が終わったあと、体育館の入口では選手やスタッフの方々が来場者に「とまとたれ」を渡しつつ、交流を深めていた。その中で帰路に就く参戦チームの方々の姿もあった。手許に稲城のライスコを追ったiPhoneを携えながら、なんとなく広角でその姿を見ていた。ヴォレアスがホーム旭川で初めて迎えた「シーズンのおわり」なんだなあと、何とも言えぬ感慨を胸に。
そう。シーズンは終わったのだ。
シーズンは終わったのだ。
たぶん、忘れられない「シーズンのおわり」なのだろうなと思った。これも。
それぞれの場所でそれぞれのシーズンをすごした、いろいろな立場の方々に、今季も感謝と思慕の念を抱く。
たとえば。
[おつかれさまでしたとか]
[おつかれさまでしたとか]
※諸事情により今季のしゃしんがないのである。それもまた、今季のわたくしである。