何に泣いているのか。オノレは。
チームの要がその選手としてのキャリアを閉じることになのか。
チームの核が変わっちゃうことに対してなのか。
その有終の美を目の当たりに出来ないからなのか。
あのときそんな質問しか出来なかったからなのか。
あのとき、こうなろうことを想像出来なかったからなのか。
シーズンが始まる前に、別な方向から何らかの決意を目の当たりにしちゃったからなのか。
…
ひたすら、あのときのファン感謝祭の案内葉書を目の当たりにしながら、考えを巡らせている。
コンパルには行けないので、せめて、そのさいごのしあいが、いろいろと、うつくしいものであるように、願うばかりである。
いつか、がっきーには、ちゃんとご挨拶とお礼が出来ることを、不遜にもどこかアタマの片隅で、願いながら。