/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「曲がって道はつづいていく。」

わたしは何回水曜日を待ったかわからない。きょうは、何度待ったかわからない、何度目かの水曜日だった。水曜日を待つ、その前の朝に読んだエントリで、羽根ブラシみたいなものでカラダの真ん中をすりすりさらさらとこすられた感じがした。

水曜日、シゴトの合間にひそやかにいつもの場所を覗きに行った。

正直なところ、よくわからない。プレミアの開幕前日付で離籍になった選手の移籍リスト公示がきょうであるという仕組みが。「あ、ごめんなさい、ずっとその書類、握ってました。廻さなくてすみません」といきなり事務方が平謝り、ということだったら、どんだけ救われる(掬われる、かもしれないけれど)だろうかと思ったが、どう考えてもそんなわけはなく、また、脳内で「最高の2年間 #とは」なる文言がもりもりしたりしたが、それはそれである。区分(移籍希望とか退団とかそういうの)がどうであるかとかは、もう既に日程が半分以上経過したところで、何の意味をどう為すのかよくわからないし、正直、見る側としても、そういうスピード感に支配されるような状況なのかどうかもよくわからないし(Bリーグってすごいよなー正直なーと思う)。

だから、何がどうであるということはさておく。この報せを目にして妙に肩が軽くなったということだけを記しておく。ようやく、『選手』としての次の報せを待てるのだと。今となっては何をどう解釈したらよいのかわからないけれど、このままの状態では、「次」が何もはじまらないということだけは、わかっていたから。

その報せを見てしまったわたくし、きょうはもうシゴトをする者としては遣いものにならないから、と思って、夕方早めにシゴトバを辞し、街へ向かった。その途中で見かけた「いいちこ」のポスターに冠されたことばを、この記事のタイトルに拝借した。いいちこのポスターって、かなりの年数、アーカイブで保存されているんだなと改めて識った。→Poster - iichiko design - 三和酒類株式会社

街中で、ガツン、と、このポスターに出逢って泣きそうになった(アーカイブになっちゃったら、2018年1月、を辿るとよい)。

その年齢的な節目を聞き、年の境を越え、ようやく、次の報せを待って良いのだなというところに、至ったんだなと。ソレすらも、曲がりくねってるかもしれないから、実はとてもとても長い道の途上なのだろうなと。

20161106|OitaMiyoshi-VCNagano

ふたつある海の向こうから ひそやかに。