/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

馴れないスタンスと距離感とアレ以来のソレ

でかい荷物をかかえて宮前に行ってきた。出た地は氷点下だからそれなりの上着を着ていたら、スキー行くじゃねーのと着いた先で言われたりした。実はけっこう久しぶり*1の宮前だったから、体育館への行き方をほぼ失念していた。動物的勘で溝の口に宿を求めてはいたものの、溝の口からそこそこ時間が掛かるということは、すでに忘却の彼方だった。

着いたら試合開始が目前に迫っていた。久しぶりに来た宮前は、以前と、カラートーンがかなりかわっていた。慣れない手つきでカメラを取りだして組み立てた。

何せ、つくばユナイテッドSun GAIA大分三好ヴァイセアドラーの直接対決である。なんの直接対決、という向きはあるかもしれないが、直接対決なので仕方が無い。いろいろなことがかわって、いろいろなことがかわっていなかった。数奇な運命、ということばのなかに総てをしまい込めない。

サンガイアは暫くこの対戦に勝てていなかった。勝てないどころかセットも遠くなっていた。「あの試合」を遠くに思い出しつつ、しかし、今シーズンは、ここまで、あたらしいちからを蓄えたサンガイア、も目の当たりにしていて、密やかにたのしみにしていたのであった。

なんというか、まだまだことばにならない思いがネット際を駆け巡っていた。

どんなことばにするよりも、今はただ、目の前に見えた光景をことばだとして。


試合は、サンガイアが3-1で勝った。サンガイアが勝ったのは、アレ…2014/15の、桜での試合以来だった。→つくばユナイテッドSun GAIAの一番長い日 | バレーボールマガジン

青と緑が頭の中で交錯した。なんどとなく、幻を見た。勝利の瞬間と、ヒーローインタビューは、見られなかった。
[は、はじめての、ヒーローインタビューだったとは!]
ちなみに距離感に馴れないのは、この日が実質あたらしいカメラのデビュー戦だったから、ということとも無縁ではなかったのかもしれない。135mmの世界から若干拡がり、その拡がったところをどう遣うか、そこにはやっぱり戸惑いがあった。少しずつ馴れながら少しずつ前へ行ってみたい。

*1:紐解いてみたら、2015年の3月以来だった