/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

旭川にて

1泊2日で旭川に行っていた。主目的は総合大会(1部はおやすみで2部以下)の観戦だったが、せっかく旭川にいくし*1居る間に久しぶりに旭山動物園にも行きたいなと思い、日月どちらかで行けるようにJR往復と旭山動物園往復&入場券のセットきっぷを持って向かった。旭川に向かっている間に、そのまま向かっちゃおうということにして、まずは旭山動物園を目指した。オオカミの森のオオカミ紹介ボードにアイ・ディー・エフ提供と書かれてヴォレアスのロゴが貼られているのを初めて見た。オオカミさんたちはしばらく遠吠えをしていた。そのオオカミの遠吠えがおわったところで、手短に園内を散策して昼頃に街中に戻った(かなり駆け足だった)。
地元出身の名横綱の名を冠した「北の富士 櫻屋」できしめんをいただいてから体育館に向かった。2部男子は旭川市総合体育館。あのヴォレアスお披露目から2ヶ月ぶりで赴いたことになる。ちょうど着いたら第3試合、第1セット終盤、旭川医科大学-北海道教育大学釧路校*2はデュースに突入した。30点まで行って旭医が取った後はかなり旭医のペースとなった。釧教にはわたしが到着する前にアクシデントもあったようで、思うに任せないところは見え隠れした。それでも一生懸命精一杯、は、見る機会ごとに伝わってきた。旭医は流石である。それぞれになんシーズンか見ている選手たちが、それぞれに計算出来、それぞれに安定感があって。土曜日のハイライトは(第1試合を見ていない自分にとっては)最終戦旭川対決。非常に見応えのある好ゲームであったが、北海道教育大学旭川校がストレートで制したということになる。

きょうは他会場も気になりつつ、9時半から5試合を通しで観戦。非常にそれぞれのチームの色が際立ち、たのしい時間であった。試合が進むにつれてそれぞれのチームの疲労が蓄積されている感はあれど、その中で上位2チームを脅かした室蘭工業大学の思い切りと意外性、卓越した技術と存在感を持つ選手を中心に少人数ながらきりっとまとまったチームの力を見せつけてくる北海道教育大学岩見沢校、…5チームそれぞれに、堪能した。最終戦を待たずに旭川2校の上位挑戦(順位決定リーグ進出)は決まったのだが、迎えた最終戦で、その旭教を相手にセットをもぎとった釧教に痺れつつ、そこからしっかり巻き返す旭教の力にも心がきゅんと動いた。やっぱり自分の中で2部はだいじな場所だ。そこから1部を見据えるというだけではなく、2部それ自体が。

男子の試合が総て終わったときに、隣のコートでおこなわれていた女子3部の最終戦が、ファイナルセット、しかも30点を越えるデュースになっていた。そのデュースに目を奪われているうちに、旭川2チーム合同で、4年生(ばかりではないところが旭医の旭医たるゆえんではあるが)が記念写真を撮っていたところに気がついた。このあとの戦いはあるにせよ、旭川という場所での素敵なひと区切りをまのあたりにすることができた。

バスで街中まで戻ってきて、鷹栖へ向かうバスとすれ違って、ああ次に此処に来るのは来月の鷹栖なのかな、と思いつつ帰路に就いた。そうしたら、ちょうど、週明けに鷹栖の前売りが始まるという報せが耳に入ってきた。見ていない国体と、まだ旭川には戻ってきていないヴォレアスと、鷹栖から始まる新しいシーズンと。いろいろな期待と不安がない交ぜになる。不満と不穏とかそういうのはここには書かない。あるかもしれないしないかもしれない。ターゲットがどこに据えられているか、というところが、これからどんどんズレてきて、ここにいる自分などはどんどん視野から外れていくのかもしれない。それならそれで、ひとつの区切りになるのかもしれない。個人的には、1シーズンを経たところから、その続きを見据えていくしかないのだろうなと思っている。それでもバレーボールはある。どこかにある。どこかで心を動かされる。実際動かされて帰ってきたんだということではある。

突然の報せから、突然旭川に行った日から、まもなく1年経とうとしているんだなと。

[プレイのはじまり。20171009旭医]

*1:ここのところしばしば行っていたのだが時間なかったし

*2:2部には実に3つの教育大チームがいたわけである