/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

暫く書けていなかったので久しぶりにぶちまけるものとする。

きょねんの春リーグで、北海学園の男子は2部に降格した。いろいろな人の入れ替わりとかあってのことだというのは思った。どうしても、北海道の中でのパワーバランスを考えて、その中での人の出入りを思うと思いに任せないことはあるのだと思っていた。だから、その地点が底で、あとは上がるしかないのだと思っていた。秋は2部での戦いとなった。

北海道の仕組みを鑑みると、2部というのはかなりの修羅場である。土日の総当たりで順位が決まる。しかも1部での5セットマッチが3セットマッチになり、いきなり緒戦の室工にセットを取られた。そこから、しばしばどきどきしながら順位決定リーグを経て無事に1部に復帰した北海学園に、この春、ほんとうにたくさんの1年生が入部した。全員憶え切れているかというのをツッコまないでほしいくらいにいっぱい入った。

その思いっきりの良さは、リーグ戦から感じていた。4強に入っても上の3チームとの差はなかなか難しいところにあるようには思えども、その中でも、果敢に攻めていくチームがあって、リーグではそれを見て、楽しみを増幅させてきていた。ひとつの結実としての5年ぶりの新人賞もあった。

きょうは北海学園東北学院の定期戦。各競技での対抗戦で総合成績を競う形式で、今回は北海学園がホスト校である。東北学院といえば、今春の東北覇者である。前日は札幌に入り、北海道覇者と数セットをこなしたとも聞く。さんがいあーにとっては、あのいだいなOBの出身校でもある*1。ほんとうに率直なことを言ってしまうと、ちゃんと試合になるのかどうかと心配していた向きはあった。

試合を見た。不安は杞憂だった。スコアだけでは伝わらない試合というのはあって、きょうのはほんとうにそうだった。面白かった。見ながらこんなに心が躍るとは、予想以上であった。まだシーズンの折り返しは過ぎていないし、これから、じっくりと力を蓄えていけるということでもある。そのことを頼もしいと思ったし、また続きをちゃんと見ていきたいと思った。

ちょっと前に読んだ記事で、「教え子たちをバレー好きにする」指導者について言及されていた。これをひととおり拝読したときに思い浮かんだのが、この大学のまわりの光景である。バッチをつけてベンチで指揮を執るスタッフ自ら、別な局面ではネットを挟んで学生と対峙するし、そのたのしさと奥深さを身を以て伝えていっているし、既に、わたしが試合会場で並んで座って見るひとにも、折々のコートではじけるひとにも、おおくのOBを見ている*2。そのことを、わたしはありがたいと思っているし、たのしみだと思っているし、これからも続いてほしいと思っている。

まずは東日本インカレで、出せるものをちゃんと出せて、表現出来るように。それを願っている。
東日本終わった頃には、その場所までとほにじっぷん…とはいかなくなっちゃうかも、しれないけれども。

第63回東北学院-北海学園総合定期戦バレーボール競技

女子

東北学院大学 3-1 北海学園大学
25-22 25-22 15-25 25-20

男子

東北学院大学 3-0 北海学園大学
25-19 25-20 25-19

*1:そのひとがこの体育館で躍動していたんだーと思うと胸がきゅんとなるところはあった

*2:いつもお世話になっております。ありがとうございます