/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

「男女」問題

恐らく、男女共催の会場では、ずっと、ずーーーーーーーっと、いわれていたことではあるのだろうなとは思っていることを、このブログを始めて10年以上経って、初めて書いてみる。これを書いたから初めてではないかなとも思ったのだが、やっぱりこれはちょっと違う切り口かなぁ。

割とどうにか否定しようしようと思っていた節はあるのだが、どうにもならずに書いてみるとすると、どうしても、国内で、バレーボールのトップに近いカテゴリーを見ていると、男女の競技が同じ会場でおこなわれる大会というのは「異文化コミュニケーションたいへん」になりがちだな、と、改めて感じ入った次第である。コレまでもなんとなく「うーん」と思っていた事案ではあるのだが、なんとも。
自分はそういう機会ででも女子が見られるのはたのしいむきなのだが、概ね、そういう風土にはなっていないと考えるのが自然だと思ってはいる。

今回のチャレンジマッチは1日4試合で、最初に女子が2試合、そのあと男子が2試合、という、2シーズン前までおこなわれていたスタイルに戻った。チャレンジ2というカテゴリができて、チャレンジ1-2間の入れ替え戦が開催されるゆえの大会編成の試行錯誤はあるのだろうと思う。昨年、2会場で男女ばらんばらんにした(チャレンジマッチ男女各1試合、チャレンジ間入替戦=昨年は最下位と最上位のみ=は男子船橋、女子ひたちなか)のも、開催する側に「男女分けて開催する」という感覚がないんだろなということのように思えたり。実は、全日本インカレが男女分けての開催に踏み切ったのも、けっこう思い切ったことだったのかななどと、今さらながら思う(ことし、また同時開催だっけかと)。

たぶん今になって、積年の違和感が形になったのかというと、チャレンジマッチと同時開催だったファイナル3で、最初に開催された女子の試合でかなり入りが宜しくなかった、という、「女子では珍しい」状況があっ(て、大山加奈さんあたりがツイッターで言及し)たからなのだろうか。

せっかくの機会なので、普段女子を見てる方が男子をどう撮るのか、あるいはその逆は、というのは、ちょっとたのしみにしていた。数は多くないけれども、そういうしゃしんもどこかしらで見られたので、おもしろかった。
[我も撮った]

この絡み、誰か研究しているとかあるのだろうか。学会発表見てきた帰りなので、どうしてもそういう考えになってしまった。

仮説(1)

「男子は」「女子は」というような言い回しをしすぎると、「そもそもバレーボールは」というあたりの本質から外れそうになるという懸念が、論客やメディアや指導層の中にはあるんだろうか。

仮説(2)

選手とかチームとかスタッフ単位では、そういう「異文化」なる感覚はあんまりないのだろうか。そもそも友達だったり友達を越えたりしてるってのはあるわけだろうし。

思い出したこと

2008年につくばカピオでおこなわれた男子の東西インカレ。この大会の中に組まれたエキシビションマッチがNEC-武富士だったのだが、なんとフルセットになり、「そんな」空気を思いっきり感じてしまったのだったよなぁ。見る側の立ち位置にもよるのだろうけれども。