/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2016/17 V・チャレンジマッチ1日目

「きょうは負けられない日だ」*1それはどこにとっても誰にとっても同じで、だからこそ響くのがこの日で。
しかも会場は「あの」大和市スポーツセンター。わたしがここに来たのは8年ぶりだった。
そして「この日」にバレーボールを見るのは5年ぶりだった。その前年「それ」ゆえにおこなわれなかったチャレンジマッチを見ているというのも、なんというか皮肉なめぐりあわせではある。会場でその時間に何があったわけでもないということについては、競技の特性とその日の試合数を考えると致し方ないことだし、そこに居合わせるひとりひとりが、ちゃんと思っていればいいのだと、個人的にはそう考えている。

第2試合が始まる頃に到着。

女子

岡山シーガルズ(プレミア7位) 3-1 上尾メディックス(チャレンジ1・2位)

29-27 19-25 25-18 25-23
ひこーきを降りてすぐに見たツイートで第1セットのデュースを識った。ことしもはじまった、そう思った。

デンソーエアリービーズ(チャレンジ1・1位) 3-2 PFUブルーキャッツ(プレミア8位)

19-25 25-14 25-19 19-25 19-17
去年の船橋でも見たカードだった。立場は逆だった。そのときも「こんな顔ぶれのこんな試合をチャレンジマッチで見るのはいかがなものか(謎)」と思いながら見ていたが、今回さらに増幅されていた感じだった。

PFUのふたりの内定選手(#10秋山(鹿屋)、#11堀口(順大))が印象に残ったと書きつつ、しゃしんは、これまたすさまじく響いたデンソーのリリーフサーバー堀江のサービスエースのあとのディグ。
この結果をどう見るか。勝ち負けがはっきりするまで行方はわからないが、得点差を考えると、PFUは3-1以内で勝てないとなかなか厳しい。

久しぶりに加藤さんを見たなぁと思っていたが、もちろんそれだけではなかった。デンソーの監督は所謂いっちーであるし、コーチ席にも久々に見かける中村(ex武大→大分三好)とか、金子(ex富士通)とか…所謂ジョシバタケの懐の深さを思いつつ。

男子

JTサンダーズ(プレミア7位) 3-1 富士通カワサキレッドスピリッツ(チャレンジ1・2位)

25-13 25-19 24-26 25-18
難しいものを見るような感覚でこの試合の始まりを見つめていたのは否定しない。第1セットの立ち上がり、JTが5点を先制し、最初のテクニカルタイムアウトを、サーブミス1本のみの8-1で取ったあたりで、どういう風に見たらいいのかという気持ちにはなった。JTの圧倒的なディフェンスのつよさを思った。しかし、富士通は、じわじわと富士通であって…って、きょねんも書いたなぁ。うーむ。
チャレンジ最終日での岡村負傷が響いた感は否めないと思いつつも、代わって入っていた手塚ががんばっていたなぁとも*2
そして、前年に続いて、PFUの青い方々が富士通の赤い方々になって、すてきなおうえんをくりひろげていたりもした。それもまた、チャレンジマッチの風情。

FC東京(プレミア8位) 3-0 大分三好ヴァイセアドラー(チャレンジ1・1位)

25-22 25-21 25-22

思うところが多い試合ではあった。さっさとチャレンジを使い切ってしまった(チャレンジのある試合を現地で見るのは、実はきょうが初めてだった。最初に得点がまず動いて、それからタイムアウトと同じブザーが鳴って、ちょっと間が空いて、チャレンジのテーマ?が流れて、割とはやく=たとえば相撲の物言いとかよりは早く)決着する)FC東京が、それはそれとして、随所で「響く采配」をしてきていて、そしてそこで出てくる選手が応えていた*3が印象に残った。そこは、どうしても、中1か月のつよみ、ではあるのだろうかと、どうしても口をついて出そうになるのを、必死に抑えた。何せ、大分三好の、ここ数か月、実戦でしか積み重ねてこられなかったであろう、コートの中で自らその流れを維持し、高め、修正してこようとする力、いわゆる「成長」というのも、その同じ期間の中で培ってきたものであるから。
さわやかな日曜じゃねぇですよ。初日のペースで進まれたら、見ること自体がかなわないということになりそうな、この試合を。このシーズンの集大成を。

そういえばチャレンジの無いチャレンジ1勢、富士通大分三好もええかんじでチャレンジを遣っていたなぁ。

*1:FC東京サポがコーヒールンバの歌にのせてくる歌詞。今日は聞かなかったなぁ

*2:あの大分と同じで三芳つーのもあったのかなと思いつつ

*3:ともくんもそうだが竹浪もだったな