/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

ある運転練習の進捗中間報告

誰にしているわけでもないのだが。

15年くらい前にクルマの免許を取った。新天地で、公共交通機関がやけに高くてアクセスが不便で、いろいろな可動性を考えて「すぐ遣うことになるのだろう」と思って教習所に通った。仮免とおるのに3回かかったし、追加講習はけっこう多かったが、なんとか取った。
…のだが、しかし、実運用にはいろいろ支障がありすぎて、そこから暫く免許の更新だけを続ける、いわばペーパードライバーな状態が続いていた。そこから、(札幌に越してからすら)もともとの趣味の範疇で、「如何に公共交通機関で移動していろいろな場所に行くか」を突き詰めてきたところはある。札幌に来て2つの職場に行ったが、それはいずれも徒歩(急いでいるときは自転車)でなんとかしていた。

昨冬、実家にあるクルマの1台について乗り手がいなくなった。わたしが乗れればええのにという話はままあり*1、雪が溶けたら練習をし始めようということになった。ゴールデンウィーク頃には雪は溶けたのだが、なんとなく踏ん切りがつかずにいて、いろいろ始めたのは6月くらいになっていた。

資格を持った教官が助手席に乗って、マイカーに補助ブレーキ機器をつけて練習をする、所謂ペーパードライバー向け有料講習を数回受けた。これはいろいろなところがやっているのだが、わたしがお世話になったのはこちらだった。教官は非常に懇切丁寧で、ポイントを的確に衝いた指導をしてくださった。それは非常に自分の役に立ったのだが、同時に自分の適性の限界というか、「そういう体で自分ほんとに乗ってもええの?」と思ってしまうポイントも多々掘り出されてしまった感じになった。

夏が過ぎる頃から自主練習もそこそこ入れて行った。朝早く出てどこかを走るとか、止まるとか、停めるとか。ただ、「どこにいってみよう」を決めるまでがけっこう難関で、まず、そのプランを脳内で練っていたら眠れなくなって、そのまま朝起きられなくて中止とか、そんなこともけっこうあった。されど、なんとか、その車の中に入っていたガソリンが切れそうになる頃には、じゃあどこへいってどうして、というプランと、反復練習はじわじわと積んでいった感はあった。

秋リーグ、東海札幌にクルマで行って、更に天皇杯北海道ブロックラウンドの月形まで、というのを、ことし、雪が降る前の目標にしようと思った。その前に、鹿児島でレンタカー調達して、空港から街中までなどということをしたりした。パーキングブレーキの形状が異なるクルマだったので、その解除方法がわからずにいたとか、いろいろツッコミどころはありつつも、なんとか無事に回ってきたし、桜島が見えてきたときには泪が出そうになったし。というので、ひとつ、目標に向けて、という気持ちに一歩近づいたところはあった。

それで、一つ目の目標に向けて。10月の頭に、いざ南沢へ、と、クルマを向けた。向けたんだが、南沢4-4交差点、本人の肉体的にも対誰かについても難は残らなかったものの、クルマおよびクルマを運転する自分にはかなりの衝撃と痛手を伴う出来事*2があった。正直、実は、じゃあこれからどうするというのも踏ん切りがつかずにいる。その後の南沢へは総て公共交通機関で行き来して、更に月形には仕事の関係もあって行けなかった。

なんだかんだ言いつつ、来夏留萌、というあたりを、懲りずに目標にしたいと思う自分と、そもそもいろんな意味で向いていないのでてめぇの運転とクルマ移動の至便性に期待するのはやめておけと思う自分と、それが同居している、この頃なのである。
雪が完全に降って道を埋める前に、もういちどしっかり走っておきたいなという気持ちはあれど、野幌の陣のときは札幌にいないのだ。でへへ。

*1:というのと、各所…特に南のほうで、クルマを繰る方にお世話になったというのもある

*2:物損。