/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

旅の記憶(1)ゆふいん(前編)

大分に行くのは4月くらいに決まっていた。初めて、大分三好のファン感謝祭に行くことにした。その後、おおきな地震があって、非常に気を揉んでいたのだが、なんとか予定通りにいろいろ進めることが出来て、帰ってきた。

せっかく大分に行くので、温泉にはいっぱい入りたいと思っていた。金曜日、休暇を取って早めに大分に行き、練習を見学することが出来ればと思って日取りは組んでいた。土曜日の感謝祭当日は別府に行くことになっていた。しかし、実は、金曜にどこにどう泊まるかについては、直前まで決めかねていた。

土曜日の予定は昼から。割と、朝はゆっくり出来るので、大分市内からちょっと離れてもだいじょうぶだ…ということで、せっかくなので、ゆふいんに行こうか…と思い立った。大分駅からだとJRにゆっくり揺られて1時間くらい。宿を検索したら、素敵なところが空いていた。しかも、(ゆふいんの宿はけっこう値が張ると聞いていたが)予算の範疇で行けそうなおねだんだ、ということで、直前になって予約を入れた。

ゆふいんが「由布院」なのか「湯布院」なのかは、実は書き分けが自分の中でよくわかっていない。初めてこの地の名前を聞いたのは、カープがシーズンを終えてからキャンプをするところとしてであった(今もそれは続いているようなので、もうずっとなのだなと)。「湯布院」として憶えていたが、でもやっぱりよくわからないので、この稿では「ゆふいん」で通してみる。

果たして、金曜日、練習は公開されていて、わたしは初めてのその場所に赴いた。ずっとずっとずっとずっとずっとねがっていたことがその日も叶わなかった。カラダがずしっと重かった。ごはんをたべてから、ずしっと重いカラダと荷物を抱えて、ことことと列車に揺られた。夜遅くなったので、駅からはタクシーで宿に向かった。素敵な洋館が目の前に拡がった。タクシーが宿に乗り付けると、すぐにベルボーイさんが迎えに来てくださって、部屋までの案内を丁寧に丁寧にしてくださった。

部屋で一息ついた。その日はてれびでバレーボールが見られない*1ことを確認し、浴衣に着替えて浴場へ。その、露天風呂から見えた風景を、ずっと忘れられないだろう。まるい月とひかる星、カラダを流れる涼やかな風。何回も何回も空を眺めて、ずっとずっと考えごとをしていた。

宿で自転車を借りることが出来ることがわかったので、翌朝早く起きて自転車に乗ることにした。一気に眠りにおちた。

土曜日の朝は5時半くらいに目覚めた。それからざっくりと準備をして、カメラに77mmLimitedをつけて、ぶらさげて、フロントで地図をいただいて。
金鱗湖に行きたいと思っていた。よくよく地図を見ると、観光マップの端から端ではないか。カラダを暖めてみようじゃないか(出立したときは、まだ、けっこう寒かった)。

金鱗湖に向かいつつも、道中何度も自転車を止めて(マップで道を確認しながら)、気になったところでシャッターを切った。
20160521|Yufuin

暫く線路に沿って走り、駅が近くなったところからちょっと線路を離れた。その目印になった建物。
20160521|Yufuin

ところどころの屋根にビニールシートがあり、ふと、ひと月前からのことを現実と見据えるに至ってしまう(ということなのかどうか、実は帰るまでじんわりと、もやもやと考えていた)。

ゆっくりゆっくり自転車を漕いでいって、金鱗湖に着いた。普通の朝になってしまったので、何人かが既にそこにいて、観光をしていた。
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*1:あれっ、やってたのか?延長がなかったのか?よくわからない…