/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

pray、そしてplay(1)とおいところへ

練習見学について、以前書いたことがある。あっ、それは練習試合だったわ→練習試合を見る - /ja あやつる YmrDhalmel
なにはさておき、練習にしても、練習試合にしても、それをおこなうところのチームやおこなわれる場所の好意によって、そこに直接関係のないファンも見られる機会を得られることがある。それは、ほんとうにありがたいことである。
いつか、「日常」の練習を見たいと思っていたところがあって、最近練習が見られるようになって、黒鷲の前に見ることができればと思っていて、もろもろ調整して、カウントダウンみたいに指を折っていた。ほんとうは、そんなに大げさなことにしたくはなかった。都合がつけば行ける、つかなければ行けない、くらいだったらよかったけれども、だ。今にして思えば、初めての練習見学も、そうとう大げさなことになってたんだなと(しかも練習は見られなかった。さて、どこでしょう)。

土曜日に飛行機2本乗って行って、日曜日に飛行機2本乗って帰ってくる、という、かなり大げさな、しかし、そこに何かを凝縮したような日程を組んでいた。いよいよ明日準備をしよう…と思っていた木曜、布団に入ってから、隣の県で大きな地震があった。

心が大きく揺れ動いたのは、5年前の記憶が蘇ったからかどうかわからない。されど、このタイミングで行くのはちょっと違うだろう、と、いろいろなひとの顔を思い浮かべてたらなんとなく思えてきた。金曜日1日悩んで迷ってみようと思っていた(のは、キャンセル料の絡みだったのだ)が、乗る飛行機が無料でのキャンセル・変更が可能となったタイミングで、この週末の計画そのものを見直し、キャンセルすることにした。

キャンセルしたあとに、さらに地震の地域が拡大して、被害が甚大になってきて、さらに気持ちがいろいろざわめいている。これは現況ともそれなりにリンクしている。ついったーなどでは「出来ることはなにか」という模索が始まっていたりする。いろんな建設的な意見が飛び交っていたりする。しかし、自分自身は、立っているのがやっと、みたいな感じ(これはおそらく比喩)になっている。遠くからなのに、そういう気持ちでいるだけなのは…あまりにも人間の容量が狭くないかいね、自分…そんな気持ちになっていたりもする。

たいへん、の渦中にある、とてもお世話になっている方々の顔を思い浮かべている。これ以上拡がらないようにということと、みんな無事で在るようにということと、いろいろ、ただただもの思うのみである。自分は自分でたいへんだけど、そのたいへんななかで誰かの背中を押したり抱きしめたりしながら前に向かっていかなければならないひと…たちのことを、ただただ思う。

脈絡があるかどうかはわからないけれど、黒鷲のことを、今、指折りはじめている。playが見られるその日を思い浮かべながらprayしている。