/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

あまりにも、さわやかな日曜

ひたちなか、チャレンジマッチ2戦目、第1セット。
サントリーが終盤畳みかけて、25点目を取ってセットが終わった。前日3-0で勝っているので、これでサントリーV・プレミアリーグ残留が決まった。大分三好応援席から流れてきたのは、よりにもよって「ビューティフル・サンデー」だった…

あまりにもビューティフル過ぎて涙も出やしない。いや、なにがビューティフルなのか。よーわからん。ビューティフルなのは、サントリーの執念の鮮やかさだったか。

前週の大分で、バレーボールマガジンの取材を2本させていただいた。様々な方々のご協力をいただきながら、前後して記事を2件UPした。チャレンジマッチが始まる前に、なんとか世に送り出せればいいなぁと、「バレーも仕事も100%」ならぬ、バレーに相当のリソースを振りながら、なんとか追い込んでみた。寝ましょうよと言いつつ、自分が眠らずに走った←。

諸々のチーム事情があるのだというのは承知の上で、それでも、この一戦を迎えるにあたり、大分三好の中で、何らかの「選択」があったんだろうなというのを、結局現地に行って実感できてしまった。その「選択」は、ある意味わたしの想像を大きく超えていた。ここのところ、方向性として見えていたこととはいえ、ここでそうするのかとは思いもよらなかった。前日見たFC東京の「選択」とは、また別の方向性だったのだろうなという気がする。FC東京は、その経験を力にしようとした(実際、昔激闘を繰り広げた富士通相手にそれは功を奏した)。大分三好は、あくまでも、長期的に、チームとして次のステップを睨んだのかなと思った。そう納得するしかないと思った。その見立てが正しいのかどうかはわからないが、あくまでも書き手個人の感想として。

新しい一歩をどう踏み出すかを考えなければいけない。チームの中にそういう機運があるような、ここまで何年かの戦いを思い起こすとそこまで割り切れないか。どういう状況であるかはさておき、試合は続いていて、前週このチームときたるチャレンジマッチに熱い胸の内をお聞かせいただいたキャプテンが、その難しい局面に来て、押される一方になるチームの中で、必死にもがいている姿を目の当たりにした。柳田のサーブは続き、サントリーはどんどん試合を終盤に向けようとしている。その中で、ほとばしるけれども行き場が難しい何かを、ずっと…見ていた。

これからをどうするのだろうか。コートの中でも、アップゾーンでも、応援席にも(団長さん不在で、リードは唯一のベンチアウトであった#13細井の役割だった)、そして、この場に姿を見かけない様々なひとびとにも…これからぐるぐると回り、何かが燃え上がり、またあたらしい戦いが始まるのだろうか。そして、わたしはそれをどんなふうに見つめたらいいのだろうか…。

もう少し時間がかかるのかもしれない。いや、時間で解決すればそれはそれでいいのだろうと思う。

以上。あくまでも個人的な感想(と註釈を入れる文章にろくな覚悟がないのは自明だ)。