/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

ちゃんと寝ましょう(違

わたしが(それもそれで正しいし

先週は三郷に行き、今週はただいま大分にいる。
三郷に旅立つ直前に一冊のあつい本が届いた。先週、今週、と、旅の荷物の中に入れ、主に飛行機の中でちょこちょこ読んでいる。

バレーボールマガジン」を主宰する、編集者でライターの中西美雁さんの単行本が先日出版された。これまで手掛けたバレーボールに関する記事が、丁寧に、所狭しと並べられた本である。
この本の中に20年近くの時が流れている。15点制でリベロがいなかったり、スーパーエースがいたり、オリンピックに行けたり、行けなかったり。その中に、いろいろな歴史があって、知らない世界や少しずつ抜けている記憶の場所などを、文章をとおして補完させていただいたり。

バレーボールマガジンの前身・バレーボールワールドの紙媒体(Vol.6が最新)およびWebサイト立ち上げのあたりからいろいろタッチさせていただいているので、早いものでオリンピック2回分くらいの年月のご縁になっていた。その間、いろいろあった。ほんとうにいろいろ…

この本はクラウドファンディングを経て資金が集められた。非常にスリリングな展開の中、ほんとうに実現してよかったとしみじみ思っている。

実はこの本に数枚しゃしんを遣っていただいている。ありがたい。そして、足元にも及ばないながらも、わたしも記事を書くというところに時折、細々と踏み込ませていただいている。本を読みながら「そう思う」「わたしはそうは思わなくて別の思いがある」といういろいろな思いを抱きながら、同じ時期に同じものを見て、感じているのだなぁということを、しみじみと感じさせられる。

でも、眠るいとまがなくても、胸がいっぱいでも、がんばって、寝ましょう。そして、続きましょう。続けましょう。ひとりの同年代として、自分にも言い聞かせるがごとく。

1日で読める本ではないし1回で読破できる本ではないので、これからも折々に振り返って読むのだろう。バレー本出版ラッシュの折だが、自分の知らないこと、さかのぼりたいこと、気になることを掘り下げて考えてみたい向きには、ぜひ。

印象に残る記事などは、追って。