/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

おらとサンガイア2015(絶叫編)

消化の仕方がわからないままだった。

2014/15シーズンについては、1月に2回試合を見たあと、1ヶ月半くらい、エア観戦*1が続いた。そのさなか(2/8)のついーとが上記

さきのエントリにも書いたが、2014/15終盤、ことに「あの試合」以降のサンガイアを、エア観戦で追っていた時期以降、終盤の2週、宮前(2/28-3/1)と大分(3/7-8)で試合を見た。大抵の場合、試合を見ない時期のモヤモヤしたものは、試合を見ることによって晴れたり、はっきりしたりするのが常だったのだが、この時ばかりは違った。見れば見るほど「残った」。

この間、リーグ期間中の理事長逝去を受け、チーム内で新しい体制づくりとか、競技そのものとは違う部分での変化はあっただろうし、その中での大変さは多々あったのだろう。もちろんそういうことはすべて語られることはなかったし、これからもないのだろうけれども。

遠出を2週続けたし、ちょうど仕事も佳境中の佳境だったし、久しぶりに会う人との件があったりして、最終週、和歌山での観戦は回避した。諸々が決まってしまっての2試合、サンガイアは連勝で締めくくったし、ひとづてに伺った試合内容にも興味深い点が多々あったし。この試合を見られればよかったと暫く思った。この試合を見られれば、いろいろすっきりしてシーズンが終えられたのか、そのことは、今となってはよくわからないけれど。

和歌山というピースを得ないままではあるが、長いシーズンオフ(くろわしもないわけですしね)に、このシーズンはどういうシーズンであったか、整理できたらいいなと思った。試み始めたが、頓挫した。

ピノキオとティンカーベル

2014/15シーズンが終わって、サンガイアの陣容はおおきく変化した。これはチームとして目に見える部分も、目に見えない部分も。もーかかねー…けど、一度だけ書かせておいてほしい。この件に関しては、どうしても時間が止まってしまう部分がある。

「そこ」が入れ替わったということに、何度も頭が戻ってしまう。
20150307|Keishicho-TUSG

「それ」は、わたしの中では伝家の宝刀だった。2014/15年に、多くを見ることができ、そのたびに、パワーを感じることができた。男子バレーでは珍しいといわれる、そのプレイである。ブロード、それもかなり力強いブロード。瞼にその光景が何度リプレイされたか、よくわからない。難しい話はさておき、そのプレイそのものと、そこに至る幾度に渡る熟成の過程を、みじかい試合会場で何度となく垣間見ることができたことは、自分にとってほんとうに心の拠り所であった。
20150117|Keishicho-TUSG

次の…2015/16シーズンを前にして、相次いでチームを去ったひとたちである。5月に行われたファン感謝イベントで、選手はそれぞれよく見たことのあるキャラクターに扮し、その恰好でプレイした。はじめはファンを交えての交流的な試合、そこで体が温まったところで選手同士のガチ試合。ピノキオがいつものように(軍手してたが)トスを上げ、それをいつものようにライトに走りこんだティンカーベルが打った。じっと見ていたので、その瞬間のしゃしんは無い。

このときピノキオに扮した浜崎はこれを限りにチームを去ったが、ティンカーベルこと奥村は留まるのだと、そのときは思った。7月のエキシビションマッチ、新しいチームの中で、なおその存在感を示していた(その存在がなかったらどうしたものかと不安になるくらいに)。しかし、国体代表の終了を待ったかのように、こんどは、かなり密やかに、移籍が発表された。

背番号2と3はそれぞれすぐにあたらしいひとになった。最近のサンガイアでは珍しいことだ。次へ往けとはっぱをかけられるようにしている感じだ。

今でも「あれは混迷だったのだろうな」と思ってしまう1枚を置いてこの章を強制的に仕舞いこむ。遠からず、ネットを挟むところを見てしまうのではないかと、そう思いながら。
20150301|DaidoSteel-TUSG[このとき、なにがしたかったのか]

チームがどこを向いているのか、どこを目指すのか

おおきな変化に心を揺り動かされながら、やっぱりこのチームがすきだ、という気持ちは強い。それを随所に思ったこの1年であった。それはシーズンが変わった後の、留萌でも、10周年イベントでも、感じたことである。課題はいっぱいあるチームだが、その課題をチームなりのアイディアや構想や鍛錬によって解決に向けようとしている。その姿に、いつもいつも心を動かされる。だから、あの場所に行こうとしているのだ。

20151012|TUSG10thEvent
[幅広い世代のSun GAIA選手たち。その後登録選手として加わった市原も(かおはんぶんですが)]

もちろん、クラブであるから、どう運営し、どう採算を取っていくのか、という視点は無視できない。だからこそ運営側はいろいろ考えを巡らせているのだろうが、その巡らせ方について、最近、割とわかりやすいなぁという感想を持ってしまう。シーズンのチケット発売後に突然出来た指定席とか、イベントに見るオプション的なものとか。ひとつひとつをとればとても大事な要素なのだろうが、どうして「おっ」「あれっ」といちいち思ってしまうのだろうか。それが設定にあるのか、お知らせの方法にあるのか、そのあたりはよくわからないのだが。

過渡期をどう抜けていくのか。激戦必至のV・チャレンジリーグIで、これからどれだけその存在感を示していくのか。戦力が整いつつあるこの頃、年が明けて、リーグ再開緒戦となる桜でのホームゲームに、とてもとても期待を感じている。いくらぐるぐる回っても、やっぱり、チームに対しては、そう思っている。
2015/16 start!|TUSG

追伸:いらっしゃいませ

20150419|Chuo-Tsukuba#2 Miyashita
20151108|TokaiSapporo-Hokusho#7 Okuda
20150927|Oita-Miyagi#9 Kobari

*1:自分は現地に行かず、現地にいる方のついーとなどで様子を聞きながら気をもむ状況。Vでもチャレンジだとライブスコアや動画配信がないので、そういうスタイルにならざるを得ない