バレーボールエキシビションマッチ 2015inつくば 茨城国体強化親善試合
7月19日、つくばユナイテッドSun GAIA/国体成年茨城代表と霞ヶ浦高校(インターハイ茨城県代表&国体少年代表)が、つくば市桜総合体育館で親善試合をおこなった。
昨日は折しも関東地方梅雨明けで、早速羽田に降り立ったとたんにからだの各所が火を噴いたようになった。何せ、窓を開けて寝たら風邪引きそうなところから飛び出てきて、急に気温差があり、しかも電車に揺られたらまたそこで気温差があり。桜の体育館は予想通り非常にあぢぃ状況だったが、去年のPOWER OF GREENよりはほんの若干過ごしやすかったように思えたのは、なにゆえだろうかとしみじみ。
霞ヶ浦高校がインターハイ直前ゆえ、試合中の写真撮影は禁止ということで、応援席で普段は座らないあたりのエリアで、わりと広角に試合を眺めながら、声を出して見ていた。
試合は3セットだった。成年側は最初の2セットがサンガイア、さいごの1セットが茨城選抜(いわゆる「サンガイア」*1)。両方に籍のある選手は2セット終了後に着替え、茨城選抜のみの選手は、第1セットから茨城のユニフォームを着てアップゾーン待機、という風情であった。茨城選抜のメンバーは記事末尾に記す。
選手入場時、サンガイア+茨城側は、スポンサー幟と「茨城を日本一に!」と書かれた幟(今回のしゃしんではありませんが、コレですな)を数人が掲げた状態で入場。その後、来賓さんが、ことしは選手に着席を促さなかったものの、微妙な話題*2に触れつつ、始球式は市原つくば市長のサーブが絶妙な場所に決まるなど…しつつ、試合開始。
やっぱりインターハイ直前なので霞ヶ浦に関しては霞をかけて書いておく(ぇ)。#2のサウスポーOPが印象に残った。
つくばユナイテッドSun GAIA/国体成年茨城代表 3-0 霞ヶ浦高校
第1セット つくば 25-19 霞ヶ浦
霞)11 1 2 3 10 4S L12
つ)6瀧澤 16柳川(→25宮内) 23南 21藤原(←→4丸山) 3奥村 19S浜田 L24白石
試合はテクニカルタイムアウトありでおこなわれた。その2回のテクニカルタイムアウトを経て、つくば16-14と比較的競り合いながらの展開ではあったが、つくばは巧みなサーブと容赦ないブロックでじわじわと差を広げていた。打数は瀧澤よりも南や奥村の方が多い感じ。さいご、狙い澄ましたように浜田が突き刺してセット終了。
第2セット つくば 25-18 霞ヶ浦
つ)6瀧澤(→10五十嵐) 25宮内 23南 21藤原 3奥村(→4丸山) 19S浜田 L24白石
霞)11 1 2 3 10 4S L12
第1セット途中から出場しているMB宮内、実は(いろいろな巡り合わせの関係で)サンガイアでそのプレイを見るのは初めてだった。これからいろいろ難しい状況があるかもしれないMB勢に希望が湧いた、やもしれない。そして奥村はやっぱり容赦ない。押さえ込んでくる感じ。見ていてたのしそうでたのしくなる。白石リベロというのはこれまであまり見る機会がなかった*3のだが、吉野とはまた違う色があって、攻め込んでくる、入り込んでくる感じのリベロに見えた。殊にセットしてくるところでわくわくさせてきた。こんど是非撮ってみたいと思いつつ、位置取りを考えていた(リベロを撮るのは自分の中では宿題やもしれぬ)。
そして、南がええ感じに効いてきていたなぁ…「次のサンガイア」の息吹を、そこかしこに。
第3セット 茨城選抜 25-17 霞ヶ浦
霞)11 1 2 3 10 4S L12
茨)3柴田 1金久保 7南(→11S中島) 8勝本 4奥村 2S須藤(→6瀧澤) L12白石
昨年の茨城選抜は留萌で*4ごたいめーんからの始動だったと聞くので、それよりは少々早めということにはなる。ここで着替え&入れ替わり。瀧澤にキャプテンマーク。アピールしているのは何度も見たのだが、シャッターを押せないのがざんねんであった。そういえば、試合前のコイントスも(そのユニフォームにマークは無かったが)瀧澤がしていた。今季はそういうことなんだろうか。
そして驚いたのは、2011/12シーズンにサンガイアに在籍(それがV最終在籍チームだったというのに改めて驚いたのだが)した柴田がこのチームに名を連ねていたことである。これはかなり大きな「おかえりなさい」ではなかろうかと。筑波大学では菊池監督の同期でもある。そこそこブランクはあるが、それをどのようにこれから埋めてこの選抜チームに厚みを増していくのか。その楽しみはある。
セッターは、昨年から総入れ替えである。このセットでは最初須藤が上げ、途中での2枚替えを経て中島にスイッチした。アタッカー陣の高さが活かせる方向に行けばいいなぁと思いつつ、そのあたりは、これから、詰めていくのだろうかなと。
このセットで印象に残ったのが、スタートから出場していた勝本。大体大在学中の昨年から2年連続選抜ということになるのだが、昨年はまだまだ「出し切れていない」感じだったのが、まずはこのチームを盛り上げようというのをつよく感じられる存在感が増していて。
サンガイアのメンバーについてあまりちゃんとかけていないが、このセットもやっぱり奥村無双ではあった。