/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

やっぱり海が見たかったので

きょねんのいまごろ→海が見たかったので - /ja あやつる YmrDhalmel
国体予選前日、また小樽へ向かっていたのである(2年連続2回目)。JRの車窓から見える海がまずひとつめの目的で、せっかくだから、小樽でちょっと今までゆっくり行けなかったところに行こうかな、と思って、札幌駅でおたるフリーきっぷを買った。
小樽に向かう電車の中で、ちょうどTLで追っていたVリーグ・サマーフェスティバルのニコ生解説にタッキー登場と聞き、しかも解説席とコートに新旧サンガイアの6番が揃ったと聞き(ちょうど東レの試合だった)、慌ててスマホから接続に行き、解説席からの「おおきさーん」の声を聞いた…ところでちょうど大好きな朝里駅近辺の海が拡がっていたところだったんだがまぁいっか(ちゃんと拝みましたよ)。

雨は心配なさそうだがどんより曇ったまま、小樽に着いて、漠然と水族館に行こうかなと思っていたのだが、水族館に行くバスがちょうど出たばかりで、半ば出会い頭のようなかたちで天狗山ロープウェー行きのバスに乗り込んだ。海が見たかった筈なのに山に向かっているというね、これがね。藻岩山、天狗山、函館山を称して北海道三大夜景というらしい*1が、昼間だよ、これがね。と、細かいところにツッコみたい気分は無きにしも非ずではあったが…。凄まじい勾配の坂を、多少悲鳴を上げながらバスは走り、天狗山の麓に着いた。
そこからロープウェーがすぐ出るというので、チケットを買って乗り込む。5分くらいで上に着いた。展望台とか街の景色が見えるところとかあるのだが、それはさておき、まず、レストハウスにある、スキー資料館とその奥の天狗の館に向かう。北海道にスキーがどう伝わったか、というあたり(その段でレルヒ少佐が登場するのは、小樽よりももうちょと東のほうで小学生をしていたので記憶の片隅にはあったわけだが)から、のちのオリンピックなどでの活躍、そして、スキー板やユニフォームの変遷…など、興味深い資料がこの天狗山の一角にちりばめられていたのである。そして、その奥に、天狗さんがいっぱいいた。
外に出ると「天狗山神社」とその手前に「鼻なで天狗さん」の姿。天狗さんの鼻をなでて何かの願いをする、という。そして、願いの種類によって、なで方が若干異なるという。

いろいろなことを思いつつ、天狗さんの鼻をたくさんたくさんなでた。その天狗さんの斜め前方に「シマリス公園」というちいさなカコイがあって、そこにやんちゃでかわいいシマリスがいた。

シマリスとしばし見つめ合った後、ちょっと歩いて天狗山の山頂に行き、森の空気をしこたま吸って、そこからおりてきて、また天狗さんの鼻をなでた。なんか妙に心にフィットした。こんどは夜に来ようと心に決めて、天狗山をあとにした。

一旦運河のあたりまで戻ってきたが、却って観光地でわかりやすく美味しいものをいただく、ということが上手く決められなくなっていて、結局なると屋のカップザンギ(これは美味しかった)少々を以て水族館へ足を向けた。水族館についたらこれまた盛況ではあった。背景が暗くて、水槽の中にいらっしゃるのを撮るのって、けっこう難しい…

で、水族館に行ったんだが、何故か鳥ばかりを撮っている時間帯があった。アザラシやトドなどが外で飼育されている海獣公園、実は低空飛行を続ける鴎の群れがかなりやんちゃで、前年銭函でおとなしく遠巻きに撮っていたのとは裏腹に、かなり至近をお通りになるところでタイミングを伺ってがんばってみよーぜという感じになっていたのである。

芸達者なセイウチ夫妻に感心したり、イルカショーによろこぶ観衆と演出する方々にどきどきしたり(イルカそのものは、余りよく見えなかった)、なかなか刺激的な時間を過ごしているうちに、ちょっとだけ垂れ込めていた雲の下に青空が覗き、海岸線と曇り空の間にスカイブルーのラインが見えてきていた。水族館ってかなり久しぶりなのだが、たのしいなぁ。動物園もそうだし、担当者のコメントにも書いてあったんだが、館(園)内に推しメン(?)が出来て、それを追ってその場所に赴く、みたいな感じになると、より深く愉しめてしまうのかもしれないな…と思いつつ、その場をあとにした。

…さぁ。さて。明日は江別だ。久しぶりに見られる方がいらっしゃるとも聞いて(というか、クラブ絡みは今年度初めてだしなぁ)。

*1:夜行ったのは函館山だけだ、そういえば