2015北海道春季リーグ最終日
熱い日々が終わった。しかし外は寒いくらいで、昨日、一回引っ込めたヒーター出しちゃっただす。
本日は学連の方のご厚意により、フロアでしゃしんを撮らせていただけたので、ほぼしゃしんを撮る方に集中した。スタメンのメモとほんのすこしの記憶はあれど、細かいところはほぼ把握出来ていない。
北翔のフロアで撮らせていただいたのは2回目だが、このカメラにしてからは初めて。まだ取り込めていないんだが、妙に熱感のある感じに仕上がっている…ように見えて(追ってUPするです)
という状況で、まとめる。
下位リーグ
一行で書くと、遠い1セット。1セットの重さ。あまりにも濃いストレートゲームが2つ。
北海道教育大学旭川校 3-0 北海道科学大学
25-21 30-28 26-24
科学)8白崎 7前田 6長谷川 5高木 9S山本 1豊福 L14平野
旭教)4平川 6斉藤 10角田 11品田 3S野澤 13木下 L7佐藤
案外(?)旭教が押す感じで始まった試合だった。旭教が1セットを先取したところで、改めてコレ*1を確認した。科学大はあと1セットでいいのだ、というのを、何度も確認した。
チャンスなら何度でもあった。ことに第3セットなどは、2セットを連取した旭教がリードしたところから、一気に科学大が追い上げて、そしてリードした。ある意味マッチポイントに似たセットポイント、までは来た。
このあたりは「もう、止まらない、行ってしまうか……」という感じに見えた。しかし…じわじわと形勢が変わっていった。
第2セットに引き続いてデュースにもつれ込んだこのセット。さいごはキャプテン豊福のスパイクがアウトになって、旭教がストレート勝ちを収めた。試合が終わって2Fの席のあるところでくつろいで(計算もして)いたら、旭教のメンバーが満面に笑みを浮かべて引き上げてきていたのだが、そのときまだ自分の中で計算が終わっていなくて、のちのち「確定」を把握して、そのとき見た表情がじわじわと染みいってきていたのである。
次の試合に向けて再びフロアに向かっていたら、その途中で「時間が止まっている」場面を見た*2。
いや、この時点では、まだ、科学大には「あと1セット」は続いていたのだ。自分で取れるセットではないけれど。
科学大と旭教は2勝1敗。セット率で上回っているのは旭教。そして、ストレートで敗れた科学大のセット率は1.20。
次の試合、北大がこれを上回るには、ストレート勝ちするしかない。つまり、旭医が1セットでも取った時点で、科学大は昇格、となる。
北海道大学 3-0 旭川医科大学
28-26 26-24 25-17
旭医)4霍田 9中島 8田口 17高橋 10水永(→2田畑) 7S加藤 L1河原
北大)1伊波 14佐々木 2S河野 10宇野 3伊藤 4松浦 L5森川
旭医、この日、監督席のそのひとはスーツに身を包んでいた。そうとう思うところが募る状況であったのに、既に旭医の行方は、試合開始前に決まってしまっていた。それでもこの試合は熱くなるんだろうな、根拠なくそう思っていた。
[せーまさーん]
北大にとって、ストレート勝ちというのは、正直厳しい条件だとは思った。実際、この試合に於いても何度も何度も崖っぷちに立たされていた感はあった。
第1セットの接戦を制して第2セット。旭医がリードを拡げた。一時期23-19くらいにはなっていた(メモを取る余裕もなくて、撮ったしゃしんを見てスコアを把握しているというていたらく←)。対岸では試合を見つめる科学大の面々が小刻みに震えて飛び上がりかけているのが見えた。
そこからだった(ただのきおく)。北大はブロックなどのラッシュで一気に追い上げた。点差があるかないかというところまでは行ったが、そこから旭医がセットポイント*3。北大はなんとかサイドアウト。そして、そこから「ゆうやのサーブ」こと…サーバー伊藤。
[ゆうやのサーブ]*4
きゅっと球際で変化するそのサーブに、各チームは翻弄されていた。関東で慶應が始めた「やなぎのサーブ」と同じような節回しで、いつしか北大が始めていたこのコール、諸事情により筆者はそれを聞いて遠い目になることがあったりしたのだが、それはさておく。
今季ここまで、その炸裂が足りなかった。調子があがってこなかったのだろうとも気に掛かっていた。しかし、この第2セットの大事なところで、「ゆうやのサーブ」が炸裂した。そして北大は、踏みとどまった。
第3セットは北大が安定した展開を保ち、いろいろな選手の表情がじわじわと柔らかくなっていった。北大は、たったひとつの「振り切れる条件」を満たして、見事、1部に残留した。
上位リーグ
順位はすべて決まっていた。しかし、熱かった。