/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

泣いてたまるか、大分

いよいよV・チャレンジリーグは大詰めで、たぶん日程が出た頃=半年以上前からたのしみにしていた、大分大会が近づいている。いろいろな意味で、この大会に行こう、行くぞ、行くのが楽しみ、なんとしても行きたい、そういう気持ちになっていた。

実は大分に行くのは2度目である。1度目…は、今思い出すと、かなり前のことになってしまっていた。学割で周遊券を買って寝台車、とか、そういうことをしていた。行きはソニックに乗ってえらく揺られた記憶が、遙か彼方にある。
当時(今もちょぃちょぃだが)聴いていて、よく行っていたアンジーのライブツアーで、確かその起源は浦和(敢えてそう書く)にある埼玉会館*1でのライブだったと記憶している(わたしは直接行っていないのだが、ファンクラブの会報かなにかで読んだ)、アンコール直後だか直前だかにやってた曲があって。アコースティック仕立てで、「オーシャンゼリゼ」の節で。

Oh ○○ Oh ○○*2
流れ流れてここまで来たのさ 泣いてたまるか ○○

というのが。そのときそのときに心に響いていたんだった。
あのときも、大分にはバレーボールを見に行ったのだ。応援するチームが在って、そのチームの応援に駆けつけたのだ。ひとりだった。たぶん、同じ目的でそこに居合わせた者はほかになく、気持ちがどうなるのかはよくわからないけど、とにかく、知らない場所でめいっぱい、期待と不安と興奮となにがなんだかよくわからないなにかをいっぱい抱えながら、なんとなく口ずさんでいたのが、その曲だった。

「なーいてたまるかおおいたー」

嬉しいことも泣きそうなこともいろいろあって、帰り道、結局やっぱりひとりになったらどうにもならなくて、気がついたら名古屋だったのを思い出した。最初の日に時間があったので、チームのひと何人かと別府に行って、その途中でレトロなバスクリンの看板を見て、当時の社名末尾3文字に興奮していたひとがいたんだったてのも…思い出す*3

何はさておき、それ以来の大分である。当時思いもよらなかったこととして、地元のお医者さんが一念発起してチームを立ち上げ、その愛とチカラを惜しみなく注いで、トップリーグに送り込んでいた、のだ。そして、わたしは、初めてそのチームのお膝元に乗り込むわけなのだ。

大分三好のホームゲームでつくばが直接対決、なので、アウェーはアウェーなのだろうが、何故かそういう心持ちになりきれないところがある。いろいろな不思議な縁を思うと、そのいろいろな時間の経過とか、ひとの交わりとか、そういうことを、全身で味わってきたいなぁ、という気持ちが勝ってきているような気がしてならない。もともと、繋がりとか交わりとか熱いナニカを強烈に感じたのが、去年のカピオで見たつくば-大分三好、なんだよなぁ、と。バレーはひとがやっていて、ひとはひとと繋がっている、ということを、しみじみと思ったんだよなぁ。と。

V・チャレンジリーグは残り2週だが、最終週の和歌山には行かない予定なので、自分にとってはこれが今シーズンさいごの週ということになる。結果によっては、ほんとにこの土日で今シーズン見納め、ということになるかもしれない(し、そうじゃないかもしれない)。

また歌っているのかもしれない。泣いてたまるか、大分。
20150301|DaidoSteel-TUSG

*1:去年のチャレンジマッチ帰りにバスでその前を通ってじんわり

*2:○○にはライブやった地名が入る

*3:その頃女子学生がいなかったらしい大学に女子学生が入り、何年もかけてついに今季1部昇格なのか…と。今季日程を見てじんわりきたなぁそういえば