/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

点と線とこの国のバレーと

つくばから帰還して以来、ずっと格闘していた記事について、昨晩、なんとか公開にこぎ着けることが出来た。→つくばユナイテッドSun GAIAの一番長い日 | バレーボールマガジン

実は、日曜、つくばで3試合を見た(第3試合の埼玉-富士通もかなり熱が入った)帰り、久々に美雁さんにお会いした際に(その節はどふもこふも)、ブログで久々にちゃんとレポートを書こうかなと呟いたら「じゃあ、うちでやらない?」と言われてその気になったわけである。それはそれは産みの苦しみどころの騒ぎではないわけだ。記事を書こうとすれば胸が詰まるし、しゃしんをみればみるほどぐっとどこかに引きずられそうになるし。しかし、なんとか、形に出来て良かった。

都澤先生の訃報を受けての拙ブログのエントリに、こゆことを書いた。

いろいろなことが断片的に動いているこの国のこの競技界隈において、細かった線を繋げたり、そもそも線ではなくて点だったものを線にしようとする動きの中心に、都澤先生がいらっしゃったのだろうなぁ…。ぐるぐるものを考えているうちに、そんな考えに行き着いたりしていた。

その日のその報せについて - /ja あやつる YmrDhalmel

今まで考えられたり、展開されていたりした枠組みでは到底考え得なかったことのひとつだったのが、あの日曜日のヒーローインタビュー、だったんだろうなと思っている。先生は、大学の枠を越えて、いろいろな点を線にして、それを太くしていったんだと思うのだが、その中でも最大のファインプレイというか、強烈にツボにはまったのが、今キャプテンマークをつけている方が、このチームに加わったことなのだろうなという、そういう思いを強くしているのである。「真っ先に先生に」などと目を潤ませて叫ぶとは、数年前には思いも寄らなかったひとたちが、あの環の中にいた。それだけで、胸がたぎる。

同じくらいのタイミングで、まるっきり別な方面から「国内のバレーボールには、もう見るべきものがなくて、だから海外に」みたいな文脈が、イタリア界隈でものを見聞きする日本人のついーとを経て流れてきていた。百歩譲って技術的にはそうなのかもしれないが、なんだかその文言がテンプレートなのだとすれば、あの試合を目撃してほしかった…と、思えてしまって。

志だけでは、いかんともしがたいのかもしれないが。

…あ、しゃしん、土曜日の分だけ、UPしましたす。
2014/15 V Challenge League | Flickr