あたらしいカメラと向き合った
街はあっという間に真っ白になった。濃淡や奥行きを感じても、感じても、白は白。夏にこのしゃしんを撮った場所は、今自分がいる場所よりも、もっと白の中に在るのだろうなぁ。
珍しく、はてなブログの今週のお題「今年買ってよかったもの」に乗ってみる。
カメラを持って、しばしばしゃしんを撮っている。最初はおそるおそるだった。フィルム式の一眼レフで、明るくはなくて距離の稼げる望遠ズームレンズを、がんばってつけた。しゃしんを撮る場所は暗く(それは今もあまり変わらない)、フィルムも現像代も高く、消去は利かず、祈るように(といいつつ時として不用意に)シャッターを切っていた記憶がある。
それから幾年か過ぎ、またしゃしんを撮り始めたのが6年くらい前だった。SONYのα200というカメラを家族(当時)共用で遣うようになって、共用といいつついつしかほぼ自分が遣うようになっていて、そこに、ふと見つけたミノルタの明るい単焦点レンズを合わせた。その秋にFlickrを遣い始め、気がつけば、10000枚ほどしゃしんを其処にあげていた。
6年ほど固定であったカメラのラインナップを変えようか…というのは、去年あたりからじわじわと考えていた。不調が続いたというのもあったかもしれない(本体ばかり)。ただ、しゃしんを撮る機会が少なくもなるのかな、とは、考えた。現状維持を続けているうちに年が明け、気がつくと消費税率のUPは目前になっていた。買うなら税率が5%のうち、というのは、考えないでもなかった。
しかし、ものを買うというのは、結局タイミングなのかな、と。その検討は、3月の末にしゃしんを撮って、10000枚目のしゃしんをFlickrにあげて、それから一気に進んだ。4月になっちゃったのは、そのときの自分の時間配分がアレトソレトコレばかりだった…所為もあるのだろうが、その、3月末に感じたいろいろなことが、引き金になってたんだろうな。もう少しだけでも、前に進めたらいいなぁ。そうとでも思ったのかなぁ。
そして、消費税率はもう8%だったけど、案外お得に、カメラを、マウントごと切り替えた。
ペンタックスのカメラを手にしてまず驚いたのは、その発色の鮮やかさだった。ぱっと目に飛び込んでくるものがあって、しばしば見ている側が驚いた。
そして、腕が上がったかどうかは(重くなったので別な意味で腕の負担は増えたが)別な話として、ほんのちょっとだけ、追えるものが増えて、しゃしんを撮るのがまたたのしくなった。
いい買い物が出来たのだろうと思っている。思い切ったなとは思うが。
なお、6年連れ添ったα200、今もしばしば引っ張り出すことがある。あとから買った単焦点レンズの使い心地がよくて、ふと景色を撮ったりするときには、やっぱり今はまだこちらなのだ。
ペンタックスの単焦点といえば…ちょっと気にはなっている。いえ、べつに。でも、ちょっと、撮りたいな、ポートレート(ぇ
PENTAX リミテッドレンズ 望遠単焦点レンズ FA77mmF1.8 Limited ブラック Kマウント フルサイズ・APS-Cサイズ 27980
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る