/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

2014秋季・北海道1部開幕

北海道の1部秋季リーグは本日、春と同じ岩教で開幕戦を迎えた。
プログラムは来週あたりに出来るというところを、学連さんの計らいで仮のプログラムを入手し、それを見ながら観戦した。正直、そういう話をいただく前は春か選手権のプログラムを持参して…と思っていたのだが、選手権から数えても、かなり入れ替わった(背番号も!)チームがあって…助かった。せっかく資料をいただいたのだから、メンバーは早めに起こしておこうと思う。

札幌大学 3-0 北海道教育大学釧路校

[初1部の釧教は新チーム]
25-14 25-14 25-17
釧)7工藤 12奥平 14竹中 10奥村 8S中元 5野口 L19大村
札)12佐藤健 7S十良澤 6大江 10トイード 4松田 16前田 L21早坂/19室矢
春季リーグで1部昇格を果たした釧教だが、そのときのメンバーには4年生が多々いたため、秋、1部で迎えた初戦において、メンバーは大幅に入れ替わっていた。会場に着いてウォーミングアップを見た時に思わず声が出た。スターティングメンバーはほぼ一新されていた。わずかに見た記憶があるのが、新しくキャプテンになっていた奥村と、リベロの大村くらいか。最初に(ユニフォーム着てないときに)「いっとうさんに似てる人」としてインプットされて、その後「あ、右なんだ…」と(春に見たチームは過半数が左だったからのぉ。きょうのスタメンにも#7工藤、#14竹中と2人の左利き選手がいた)ふむふむしたのが新しいチームの新しいキャプテンである。春は変則ツーセッターだったが秋はワンセッター。
序盤は札大と互角に渡り合い、繋げ、えぐいコースを狙い…とたのしい状況もあったのだが、じわじわと札大がリードを拡げていった。サーブが厳しいところに入っていった。札大は小野寺がベンチを外れている状態で、代わりにベンチ入りしている#20水野がリリーフサーバーで出たりしていた。ほか、#12佐藤健太→#14小松のメンバーチェンジから、OPの松田がミドルからとかそんな感じのこともあった。#15浦にも出場機会があったり。
釧教はチームががらっと一新されてしまったのだが、これから1部で持てるものを出し切って、一回り大きくなったら…と思う次第ではある。

東海大学札幌校舎 3-0 北翔大学

25-18 25-15 25-20
東)8S山本 16星 21稲毛 1一刀 2森本 15阿部 L14藤村
北)12S池田 6厚海 1坂口 3山田 2廣船 11川原田 L13奥口
何回か書いているのだが、北海道からの全カレ出場枠は、この秋の「総当たり」で決まる。そのゆくえを考えるに、北翔がどんな感じなのだろうというのは非常に気に掛かっていた。
東海は奥田がベンチアウトで、天皇杯ブロックラウンドでも途中から出ていた#16星がMBでスタートから出場していた。WSもスタートから#21稲毛、と、天皇杯途中からの布陣。北翔に関しては#3山田がOPに、春MBだった#2廣船がWSに、春は主にリリーフサーバーで出ていた#11川原田がスタートから、という風に、若干の変更が加わっていた。
もう少し競り合う展開になるのかと思ったのだが、案外一方的な展開になった。そして、東海も実に多くの選手が出場してきた。#12道中とか#18野嵜とか。

北海学園大学 3-2 北海道大学

25-20 21-25 18-25 25-20 15-10
学)3S土持 7武田 6村上(4S-:9中堀) 4菅崎 1和田 11大野 L5塩越
北)3佐々木(1S途中-:9伊波) 11松浦 2S河野 10宇野 8伊藤 1阪本 L5森川
実にタフな試合になった。実は選手権以来、ほんとうに久々にみたがかなり底上げが為された感のある北海学園と、新しい戦力と久しぶりに見る選手といろいろ融合して更にチームのパワーが増したような北大と。
結果的にそれぞれ、メンバーチェンジが鍵になったのではないかと思っている。まず先に仕掛けたのは北大。1年生の#3佐々木*1を#9伊波にスイッチ。これでぐっとチームに落ち着きが出た感がある。たぶん昨シーズン前半以来で見た#1阪本(キャプテンになった)が渋くチームを引き締め、MBに入る1年生#11松浦が時にサインを出したりおもしろいところにいたり盛り上げたり、背番号は代わったけどリベロ森川がしゅきっとそこに構えてやっぱり背番号は代わったけどゆうやのさーぶ*2はやっぱり崩してきてて、そしてやっぱり#10宇野が縦横無尽に攻め込んだ。前の主将は主将兼学連委員長から監督兼学連委員長にジョブチェンジしていたが。
[北大#11松浦。同じ1年の大野との11番マッチアップ、見ていてたのしかった]
北大がまずひとつ「固めて」来て学園はたじたじとなったが、第4セット、MBを#6村上→#9中堀に交代したあたりでまた息を吹き返したのだろうなと思った。以前から、いろいろな理由でメンバーを代えることはあったが、きょうほどいろいろな交代がちゃんと機能はしていなかったのだと思う。この試合は#10前坂が第3セットの後半ずっと出ていたり、終盤でのリリーフサーバーの起用があったりしたが、それぞれに試合全体を俯瞰すると意義のあることだったんだろうなと思っている。総力戦が仕掛けられたからこそ最後まで戦えたんじゃないのかなとすら思う。
最後まで気の抜けない展開となったが、最後は北海学園が徐々にリードを拡げ、マッチポイントから菅崎が決めてフルセットを制した。

*1:選手権の時は「いきなり中の人が入れ替わった6番ミドル!」だった

*2:8番になりました